「嫌な人」の対処法

職場に嫌な態度を取ってくる人がいる。
学校に意地悪してくるクラスメイトがいる。
ママ友の中に、いつもイヤミを言ってくる人がいる。

「嫌な人」から離れたいけど、状況的にそう簡単に離れることができない…。
うんうん。分かりますよ。
そんな方に向けて、今すぐできる「嫌な人への対処法」をご紹介していきます。

方法は大きく分けると、
・判断しない
・反応しない
・仲良くなろうとしない

この「3つ」です。
詳しく解説していきます。

判断しない

人は日々「判断」をして生きています。
「この情報は嘘か本当か」
「自分は成功している失敗してしまった」など。

「あの人が嫌い」というのも、実は自然としてしまっている「判断」なんです。

そもそも、なぜ人はすぐ「判断」したがるのか?
実は、人間にとって何かを「正義」だ「悪」だと判断するのって、とっても快感なんです。
判断して結論が出ると、どこか着地できた気分になるし、なんだか謎の安心感が生まれるんですよね。

でもこの「判断」って実はちょっと厄介。

一度「嫌いだ」と思ってしまうと、もうその人が何をしても「イヤだ!」という感情しか湧いてきません。そうなってしまうと、一生その人から情報を収集することもしないし、自分の行動を顧みることもできません。

でも実は、どんなクソな人間だとしても学ぶところはあるんです。

たとえば、いつも高圧的な態度を取っくる上司がいたとします。
「嫌いな人」と判断して拒絶したら、そこから何も変わりません。そればかりか、「嫌い」レッテルを貼ってしまうから近づくことさえ怖くなるかもしれない。

でも、「嫌いな人」という判断を下す前だったらどうでしょう?
上司はなぜ高圧的な態度を取ってくるのだろう?
どうしてイライラを態度で表わしてしまうのかな?

自分が何かしたかな?
もし自分が上司になったら、イライラを含まずに部下と接するように心がけよう。

こんな風に、部下と接するうえで気を付けるべきことを学べるかもしれないし、自分の行いを顧みることができるかもしれません。

そもそも、「嫌いな人」もまた「あなた」と同じ人間です。
その人なりの正義や考え方があって、「幸せになりたい」という想いの下で生活しています。あなたの「敵」となるために生まれてきたわけではありません。

「嫌い」とすぐ判断するのは、自分の首を絞めることになりかねないのでお気をつけ下さい。

反応しない

「嫌な人」の対処法で一番有効な方法が、「反応しない」です。
釈迦は、他人に嫌な言動を振りまく人間に対して「天に向かってツバを吐くことと同じだ」と説いたものです。

こんな物語があります。

ある男が、お釈迦さまが多くの人たちから尊敬される様子を見てしゃくにさわり、ある日のこと、道で出会ったのを幸いに、群集の中で口汚なくお釈迦さまをののしりました。しかしお釈迦さまはただ黙ってその男の言葉を聞いておられました。さんざん悪態をついていたその男は、どんな悪口を言っても一言も言葉を返されないお釈迦さまに張り合いを失い、最後にはとうとうしゃべり疲れて黙り込んでしましました。その時にお釈迦さまは静かにその男にたずねました。

「若し他人に贈物をしようとして、その相手が受け取らなかった時、その贈物は一体誰のものだろうか」

こう聞かれた男は、つっぱねるように「そりゃいうまでもないわい。受け取らなかったら贈ろうとした者のもんじゃわい。判りきったことを聞くな」と答えました。男が答えてすぐ「あっ」と気づきました。

お釈迦さまは静かにこう続けられます。「そうだよ。今おまえは私をののしったが私はそのののしりを少しも受け取らなかった。だからおまえが言ったこと全て、おまえが受け取ることになるんだよ」男は言い返す術なく、すごすごと群衆の中へ消え去ってしまいました。

 “天に向かってツバを吐く”。言葉も行いも、いずれ自分に返ってくるものです。
 
『長谷川正徳のちょっといい話』より抜粋引用

この物語からも分かるように、悪態をついても相手が反応しなければ、悪態をついた人間にそのまま跳ね返ってきます。つまり、自分に暴言吐いてきたり、イヤミを言ってくる人への一番の反撃方法は「反応しない」。これに尽きます。

とは言っても「反応しない」なんてとても無理…。

うんうん。その気持ちとーっても分かります。
そんな方に、僕が使ってる「とっておきの言葉」を教えますね!

もし悪態をつかれたら、

「反面教師にしよう」と心の中で唱えてください。

【上司がイヤミを言ってきた。→「反面教師」にして、自分は部下にこんな態度はとらないようにしよう】
【ママ友がマウントとってきた。→「反面教師」にして、自分はくだらないマウントをとらないようにしよう】

と、こんな具合に!

そもそも、人がネガティブな気持ちになる時って、相手の「嫌な部分」に反応してしまう時です

例えば、20万円かけて海外旅行に行ったとしましょう。
普通だったら「現地の美味しいものをたくさん食べて、綺麗な景色も見れて最高だったな」と思いますよね?
でももし「はあー。とはいえ20万円も出費がかさんで最悪だったわ」と思っていたら、嫌な気分になってくるもの。
このように、同じ行動でも、捉え方の違いでイメージが全く変わってくるわけです。

どうせなら「20万円も出費がかんさんで最悪だった」よりも「現地の美味しいものをたくさん食べて、綺麗な景色も見れて最高だったな!」に目を向けたい。

これと同じで、相手の発言や態度も「相手が嫌なことをしてきた」ということに着目してたら「嫌な部分」に反応してしまいます。だからできる限り、自分にとって「プラスな部分」を探す必要があるわけです。

そんなときに「反面教師にする」と唱えるのは、「嫌な部分」をプラスにとらえるうえで、とっても有効!

はじめから上手くプラスに変換するのは難しいので、練習は必要です。
僕は、街を歩いている時や電車に乗る時、迷惑な人に遭遇したら「こいつを反面教師にしよう」と唱えまくってます。
慣れてくると不思議なことに、いちいち人の悪態に反応しなくなってきました。

条件反射的に反応するのではなくて、一旦立ち止まって、相手の嫌な部分をプラスに変換するトレーニングをしてみてください。
相手の悪態を受け流すことができれば、グッと楽になりますよ!

反応しない練習にオススメの本

仲良くなろうとしない

「判断しない」「反応しない」ときて、最後に大事なのは、嫌な人と「仲良くなろうとしない」ことです!

そもそも職場や学校などの人間関係において、嫌な人がいるのは当たり前のこと。

アメリカの心理学者カールロジャースによると、人間関係には「2:7:1の法則」というものがあって、10人いれば「2人は気が合う人」「7人はどちらとも言えない人」「1人は気が合わない人」がいるものなのだそうです。

なので、職場に10人以上人がいれば、あなたがどんなにすばらしい人だとしても、あなたと「気が合わない」人がいるのは当然のこと。

それに同じ職場で働いていたとしても、1人1人仕事に対する考え方が違うものです。
「給料がいいから」という人もいるし、「家から近いから」という人だっている。もちろん「会社に貢献するため」と志を持ってる人もいますよね。
でも、「家が近いから」って人と、「会社に貢献するため」って人では仕事に対する志が根本が違う。だからそもそも分かり合えるわけがない。

色んな考え方で集まるのが会社や学校。考え方が違う人がたくさんいる環境で、無理に「相手と仲良くしよう」「合わせよう」としなくていいんです。

ちなみに相手を変えようとするのは絶対ダメです。
「過去と他人は変えられない。変えられるのは自分と未来」と、カナダの精神科医エリック・バーンも言っています。
どんな手を使ったとしても、他人の価値観を変えることは不可能です。

そう、ちょうど「毎日たまたま通勤電車に乗り合わせる人たち」と同じ感覚の「心の距離感」でいましょう。「嫌な人」とは仲良くなろうとせず、時には物理的な距離感も離すくらいがちょうどいいです。

まとめ

「嫌いな人」の対処法はいかがだったでしょうか?

・判断しない
・反応しない
・仲良くなろうとしない

この3つを意識していれば、「合わないな~」「苦手だな~」と言う人が周囲にいても、ラクに過ごすことができますよ。

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