薬屋のひとりごとアニメ2期 あらすじ&ネタバレ感想レビュー!

【 原作】
日向夏(ヒーロー文庫/イマジカインフォス刊)

【キャラクター原案】
しのとうこ

【 総監督・シリーズ構成】
長沼範裕

【 脚本】
柿原優子・千葉美鈴・小川ひとみ

【キャスト】
悠木碧、 大塚剛央 、小西克幸、種﨑敦美 、石川由依 木野日菜 ほか

2025年 1月10日(金)放送開始!


毎週金曜23:00に、日本テレビ『FRIDAY ANIME NIGHT(フラアニ)』で放送。
さらに各種配信プラットフォームでも順次配信予定です。

『薬屋のひとりごと』とは…

2011年に小説投稿サイトで連載がスタートし、2017年には漫画化。
スクウェア・エニックス版のコミックス累計部数は1600万部。
小学館版のコミックス累計部数は850万部。
シリーズ累計の発行部数は3800万部を突破した大人気作品

「毒」と「薬」に異常な執着と知識を持つ、薬屋の娘である猫猫(まおまお)。
後宮を管理している美形の宦官・壬氏(じんし)。
そんな二人が、宮中で巻き起こる様々な事件の謎に立ち向かう謎解きミステリー。

この記事では、アニメ『薬屋のひとりごと』2期の各話あらすじと感想レビューをご紹介していきます!

『薬屋のひとりごと』アニメ2期 ネタバレ感想レビュー(25話)

25話あらすじ

【猫猫と毛毛】
春の園遊会も無事に終わり、猫猫は玉葉妃の毒見役としての日常へふたたび戻っていた。
そんな中、後宮では大衆小説が大流行
あまり上品な娯楽として扱われない小説の流行を不思議に思う猫猫だったが、そこには壬氏の後宮管理人としての狙いがあった。

そして春の陽気の中、玉葉妃の娘・鈴麗公主の散歩の付き添いへと出かけると、突然小さな 珍客が現れて……。

引用元:『TOHO animation チャンネル』公式YouTube

25話 ネタバレ感想レビュー

後宮内で流行する大衆小説

女官の識字率を上げたい壬氏は、本来は品がないとされる『大衆小説』をあえて後宮内に流行らせることに。
猫猫も、「後宮内に書物が出回れば、文字を読もうとするものが増える」と、壬氏の策略に納得。

実際、後日猫猫は、親しくしている文字の読み書きができない女官・シャオランから、「小説を読みたいから、文字を教えてほしい」と猫猫に頼まれたのだった。

無理やり読み書きをさせるのではなく、自ら「読み書きができるようになりたい!」と思わせる作戦をとった壬氏のナイスプレイ!

猫猫と毛毛

とある日のこと。
猫猫は玉葉妃から「娘の鈴麗公主の散歩に付き添ってほしい」と頼まれる。

猫猫たちが後宮の庭を散歩していると、どこからか迷い込んだと思しき子猫を発見。
猫猫は、子猫の体についた汚れやダニを落とします。

普通、後宮内には犬や猫などの愛玩動物はいないらしい。
どこかからやって来たその子猫をの世話をする猫猫。

猫を世話する猫猫。
みんなからイジられる猫猫がかわいい。(笑)
しかも、その子猫の名前が「毛毛」と書いて(まおまお)と読ませるのもまた良い。

「毛毛」の出現が今後、何かの布石になるのだろうか?

『薬屋のひとりごと』アニメ2期 ネタバレ感想レビュー(26話)

26話あらすじ

【キャラバン】
大規模な隊商(キャラバン)が後宮へとやってきた。
妃や侍女たちが、衣服や装飾品など異国の品々を手に色めき立ち、後宮内はさながらお祭りのような雰囲気に。

それから数日、お祭り騒ぎが終わった後宮では、香油が大流行していた。
その匂いを嗅いだ猫猫は、妙な違和感を覚え水晶宮へと向かう。

引用元:『TOHO animation チャンネル』公式YouTube

26話 ネタバレ感想レビュー

再び訪れる暗雲

キャラバンというお祭り騒ぎの中、猫猫は売られていた品々に違和感を覚えます。
「薔薇」「安息香」「青桐」「乳香」「桂皮」といった香料や精油。
「ジャスミン」や「カラシ」といった茶葉や香辛料…。
実はどれも堕胎作用があるものばかりだというのです。

香料や精油は女性ホルモンを刺激する作用があるため、妊娠中の過度な摂取は危険とされているらしい。
また、ジャスミンは子宮を収縮させる作用があるとされており、カラシは戯女の堕胎剤として利用されることがある。

香料や精油、茶葉や香辛料は、少量であれば害はなく、むしろ薬になるもの。ただし過剰に摂取すれば害になる場合もある…。恐ろしい話です。
調べてみると現代でも、上記のものを妊婦が摂取する際は注意が必要と書かれていました。

猫猫の洞察力がなければ絶対バレなかっただろうと思うと、後宮に猫猫がいることが、いかに妃たちの助けになっていることか思い知らせれます。

そして忘れてはいけないのは、キャラバンに来た隊商の中に、宮廷内の妊婦を堕胎させる目的を持った者がいたということ。
さらに中宮の妃が毒によって亡くなるという事案も発生!
いったい何者の仕業なのか?!
ますます謎が深まる…。27話以降も楽しみですね!

『薬屋のひとりごと』アニメ2期 ネタバレ感想レビュー(27話)

27話あらすじ

年季が明け、結婚を間近に控えた女官が行方不明になった。
久しく聞かなかった類の話に、猫猫は後宮が様々な思惑が入り乱れる“女の園”であったことを再認識する。
そんな折、壬氏から後宮に生えている毒茸の調査を命じられる。
含みのあるような言動を見せる壬氏にひっかかりを覚えるも、猫猫は毒茸調査に胸を躍らせる。
1日目の捜索が終わり、翡翠宮に戻ると、中級妃のひとりが亡くなったと聞かされて…。

引用元:『薬屋のひとりごと』公式HP

27話 ネタバレ感想レビュー

★壬氏は猫猫からのムチを自ら欲するドМ

「下女たちが学習できる環境を作りたいと考えている」と猫猫に話す壬氏。猫猫は壬氏の考えに同意し、さらりと「いいと思います」と返答。
あっさり認められた壬氏は驚愕し、つい「はぅあ!いつもの視線はどうした?!」と口にする。

いつもの視線…それすなわち、壬氏をあざ笑うような小ばかにしたような視線、はたまた睨みつけるような視線のことでしょうね。

「その反応はなんでしょうか?」と聞く猫猫に、「なんか落ち着かなくて…」と照れながら答える壬氏。
壬氏はもはや、猫猫から向けられるキツイ視線、キツイ指摘がないとダメな体になってしまったようだ…。
高貴な身分で高身長イケメンなのに、小柄で地味な下女の冷たい視線を自ら欲するなんて、だいぶこじらせておる。

★気持ち良く回収される伏線と、人間の醜さのあいだ

25話で遭遇した虫好きの下女が言っていた「北の林が、なんだか”変な臭い”がする…」という言葉。何か意味があると思っていたけど、まさか1年前に埋められた中宮妃の遺体だったとは驚いた。

そして27話の冒頭でヤブ医者が猫猫に話していた「結婚を申し込まれた女官が行方不明になっている」という話。
実はその女官が、1年前に亡くなった中宮妃の影武者をしていたという驚きの展開。そして、今回の食中毒事件により殺害されてしまったのが、その中宮妃の影武者をしていた女官だったわけだ。

伏線が気持ち良く回収されていく一方で、上級妃の嫉妬心、下級妃たちによる遺体遺棄や偽装工作によって一連の事件を引き起こされたかと思うと、その人間の醜さにゾッとする。

『薬屋のひとりごと』ネタバレ感想レビュー(28話)

異国の特使から、上級妃 4 人に玻璃製の大きな鏡が献上された。めったにお目にかかることのない高級品に浮足立つ翡翠宮であったが、その中に見え隠れする目論見に猫猫は気がかりを感じていた。

そんな中、猫猫は高順からとある相談を持ち掛けられる。その内容は、「ある良家の娘二人のうち、妹が仙人の子を身ごもった」というものだった。徹底された監視に置かれていた姉妹が、どうやって外の人と通じていたのか…。不可能とも思える密室の謎を、猫猫はあるものを使って解き明かす。

一方その頃、壬氏は特使から「50年前に祖父が見た月の精に会いたい」という無理難題を頼まれて……。

引用元:『薬屋のひとりごと』公式HP

28話 ネタバレ感想レビュー

★高順の相談は何だったのか?

とある良家の娘二人のうち妹が、徹底した監視下でどうやって仙人の子を身ごもったのか?その謎を猫猫は鏡を使って解決した。

窓辺で刺繍をしていた姉の姿を鏡に映す。すると部屋の中にはもう1人いると錯覚させることができる。よく似た姉妹だったため、監視役は気づかなかったのだ。
そして縫っていた刺繍の柄が違うよう見えたのも鏡に映っていたから。「笑った顔の絵」が反対から見ると「怒った顔」に見える”だまし絵”だ。

それにしてもなぜ高順はこの相談を猫猫に持ち掛けたのか?その理由は明かされないまま、月の精の話しへと移ってしまった。

★月の精はまさかのあの人

特使が祖父から何度も聞かされていた月の精のような美女の話。なんでも「彼女が踊れば祝福するように光が舞い、その涙は真珠となり零れ落ちた」のだとか。
猫猫はすぐにその月の精が”縁青館のやり手ババア”だと思い至る。

やり手ババアもかつては人気の妓女だったとは…!セカセカと煙草を吹かす今の姿からは全く想像できない。

さすがにやり手ババアを躍らせるわけにはいかないので、若かりし頃のやり手ババアに似た大柄の美人を探そうという話になるのだが、そこで白羽の矢が立ったのは壬氏だった。

次週、美しく舞う壬氏の姿が見られると思うとゾクゾクするぅ~。

『薬屋のひとりごと』29話予告

29話 あらすじ

“月の精と会いたい”という特使からの無理難題に応えるため、50年以上前から花街にいた“月の精”――緑青館のやり手婆から当時の話を聞いた猫猫。
特使の祖父が国に帰ってから描かせたという幻想的な絵と当時の話をもとに、猫猫は月の精が舞を披露したという後宮内の桃園へと足を運んでいた。
そこへ虫を捕まえに来たという子翠と偶然出会い、話をしていると、猫猫はとある秘策を思いつく。
そして、特使を招いた宴の日。十六夜の月が浮かぶ中、特使たちの前に美しい月の精が姿を現す―。

引用元:『薬屋のひとりごと』公式HP

29話 感想レビュー

★月の精は偶然の産物だった!

オオミズアオ。それがやり手ババアの肖像画に描かれた青い光の正体だった。
オオミズアオとは蛾の成虫で、異性を呼ぶために匂いを発する性質を持つ。
当時やり手ババアの衣装が何者かによって虫の死骸を擦り付けられる事件があったが、その匂いに誘われてきたオスのオオミズアオがババアの周りに飛び、それが月の光をまとって舞う”月の精”に見えたのだった。

すごい。さまざまな偶然が重ならなければ生まれなかった”月の精”という幻の美女。

その偶然を紐解き、今度は必然的に”月の精”を作り出す猫猫。もちろん舞をする美人は壬氏だ。

夜道で黒い布に被せた壬氏を待機させ、特使が来た時にその布を取る。特使からすると闇夜に突如として艶やかな美人が現れたように見える。そして事前に採取しておいたオオミズアオを放つ。
月の光に照らされたオオミズアオが青い光となって美人のまわりに飛ぶ。ひとしきり舞った美人は突然姿を消す。
驚く特使に猫猫は言う。「月に帰った」と。

★医師も薬剤師も男性しかなれなかった

猫猫があまりにも日常的に薬を調合しているものだから、てっきり薬を作るのに資格も性別も関係ないと思い込んでいた。しかし実は壬氏が目をつぶっていただけで、本来は医療も薬の調合処方も男性しかやってはいけないことだったらしい。

これまでは壬氏が目をつぶっていたことで問題視されなかったが、ひょんなことから診療所の中年女性に薬の調合をしていることが知られてしまった猫猫。これはなにか事件が起こりそうな予感…。

みや

みや

新しい体験をするのが好きです。
エンタメも好きです。特にドラマは好きなので感想レビューをどんどん書いてます。
自身のコミュニケーション下手を克服すべく、日々コミュニケーションや人間関係に関する勉強をしています。
内向型のアドバイザーとしても活動中です。 

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