
2025年1月9日木曜夜9時スタート
唐沢寿明さん主演の『プライベートバンカー』。
唐沢さんがゴールデン帯連ドラの主演を務めるのは実に5年ぶり。
今作では、富裕層相手に資産管理や資産形成の助言をするスペシャリスト、”プライベートバンカー”の庵野甲一を演じます。
物価高や社会保険料の増額など、金銭的に厳しい生活を強いられている昨今。
「お金」に対して厳しい目を持つ現代人に、「金融ドラマ」はハマるのでしょうか?!
この記事では『プライベートバンカー』の視聴率を順次ご紹介!
過去の同時間帯作品との視聴率推移を比較し、次回視聴率の予測もしていきます!
もくじ
プライベートバンカー 視聴率推移
『プライベートバンカー』の世帯視聴率です。
第1話 | これは実在する仕事です | 9.0% |
第2話 | 殺人犯を暴き…7032億を守れ! | 6.9% |
第3話 | 一族内で誘拐!!娘ムコ社員の逆襲 | 6.6% |
第4話 | 会見をやり直し!? ドンの裏金を暴け! | 7.1% |
第5話 | 99%バレない横領!? 社員Xの(秘)アテンド | 7.4% |
第6話 | 5000億円相続バトル…開幕!! | 6.7% |
第7話 | 親子でお家騒動!娘の反乱…母を追放!! | 6.7% |
第8話 | 記憶なくした創業者…相続税を0円にする方法!? | 7.3% |
最終話 | 衝撃の告白 | 6.9% |
全話平均視聴率:7.2%
★初回の視聴率は9.0%でした。
主人公の飄々とした役が、唐沢寿明の演技とバッチリハマっていて、金融ドラマではありますが、堅苦しさはなくコミカルな演出。
1話の限りでは<わかりやすい勧善懲悪もの>で、観る人を選ばなそうな印象でした。
Tverのお気に入り登録数は2025年1月10日時点で26.7万と、他ドラマの数字とほぼ変わりません。
★第2話の視聴率は6.9%と、初回から2.1%数字を落としてしまいました。
2話では、天宮寺家の長男・努が何者かに突き落とされ、その犯人捜しの過程で努に愛人がいることが判明。
金融知識のない努の愛人・霧島幸絵は、知らぬ間にいいように利用されていたことも徐々に明かされていき…というあらすじでした。
今回も、最終的には”嫌な奴”が罰せられてスッキリできる勧善懲悪の展開。
金融に関する情報を、わざわざホワイトボードを使って分かりやすく説明してくれてはいますが、それをもってしても難しい内容に、脱落してしまった人が多いのかもしれません。
お気に入り登録数は2025年1月17日時点で51.6万と、前の週から25万も増加。
★第3話の視聴率は6.6%と、前回よりも0.3%微減。
Tverのお気に入り登録数は2025年1月24日時点で60.4万と、前週から9.9万増。
3話は、天宮寺アイナグループ副社長の美琴が、相続税の問題や会社存続の危機回避のために、長女・沙織の一人息子・海斗を勝手に連れて帰る。
美琴は、海斗を養子にするため、沙織の夫・宏樹に色々ちょっかいをしかけ、なんとか書類に判を押させようとする…という、おおまかな内容としては実にシンプルなものでした。
しかし話の途中から、だんだん解説が必要な”ちょっかい”へと発展していき、結果的に1話2話と同じように唐沢寿明演じる庵野による「解説タイム」が入る。
この「金融」や「会社の法律」といったややこしい問題を絡めるのが、このドラマの面白いところなのだが、同時に、気軽に観れないというデメリットもある。
リアルタイムの視聴が伸びないのは仕方ないとして、問題なのが見逃し配信の伸びも停滞してしまったところである。
現在『家政夫のミタゾノ』の100万越えを筆頭に、登録数上位は70万をゆうに超えている。その中で60万というのは、正直微妙な数字。
★第4話の視聴率とは7.1%と、前回よりも0.5%上昇!
Tverのお気に入り登録数は2月1日時点で64.1万と、前の週よりも3.7万増。
Tverの伸びは悪いものの、視聴率は上昇した4話。
大物議員から裏金をもらっていた天宮寺昴がスクープされてしまい、天宮寺アイナグループの株価が暴落しないか気に掛ける美琴(夏木マリ)。美琴は庵野(唐沢寿明)に、大物議員の裏金の証拠をつかむよう指示をするが…という内容だった4話。
3話までとは違って、内容の難しさが軽減されていた印象でした。
7%前後で視聴率も安定しそうです。
★第5話の視聴率は7.4%と、前回よりも0.3%上昇。
じりじりと視聴率は回復してきていますね。
ところがTverのお気に入り登録数は2月7日時点で65.2万と、前の週から1.1万しか増加していません。
5話では、天宮寺美琴の右腕である、専務の伊勢崎による横領を庵野が見事に解決するという内容。
今回もスキームの内容はさほど難しくなかったため、視聴者がわかりやすく楽しめるように工夫していることがうかがえます。
その甲斐あって視聴率は回復しているのでしょう。ただし反対に言えばスキームが簡略化したため、見逃し配信の伸びが悪くなっているのかもしれません。
★第6話の視聴率は6.7%と、前回よりも0.7%ダウン。
6話は天宮寺の主である丈洋が、献身的に身の回りの世話をしてくれる英美子(しずちゃん)を養子にすると言い出すところからスタート。
英美子の天宮寺家入りを猛反発する子どもたち。そこで庵野が英美子を身辺調査してみると驚くべき正体が判明し…と、相続争いドラマにはお約束の展開でした。
最初から最後までよくある展開だったため、気軽に観られる回でしたが、視聴者には刺さらなかった模様。
Tverのお気に入り登録数も2月14日時点で65.7万と、前の週からわずか5千しか増えておらず頭打ち状態。
ここから終盤に向けて挽回していくのはなかなか難しそうです。
★第7話の視聴率は6.7%。前回と同じ数字。
Tverのお気に入り登録数は2月22日時点で65.9万。前の週から2千アップ。
一代で築いてきた大企業。娘が経営権を奪取。娘が掲げる「薄利多売」戦略失敗によりすぐさま業績不振。一方親は「高利少売」の戦略で成功。一連の流れが、まるで大塚家具のお家騒動をなぞるようなお話だと感じた人も多かったはず。
結局娘の反乱は不発に終わるのでした。
★第8話の視聴率は7.3%と、前回よりも0.6%アップ!
ただしTverのお気に入り登録数は3月1日時点で65.8万と、初めて前の週から登録数が減少してしまった。
8話では、認知症になったフリをした社長・丈洋に、妻・美琴や子供たちが自分に都合のいいよう遺言書を書かせようと奮闘していた。
丈洋は、会社の将来よりも、自分たちの欲を満たすことに精いっぱいな妻や子供たちの様子を見て呆れてしまうのでした。
次回は最終回。天宮寺アイナグループはどうなってしまうのか?そして遺産の行方は…?!
★最終話の視聴率は6.9%と、前回よりも0.4%ダウンでフィニッシュ。
最終的に天宮寺一家は、天宮寺アイナグループの経営から手を引き、プライベートバンカー・庵野の助手・久美子が会社経営を引き継ぐこととなりました。
ところがドラマはそこで終わらず。庵野は別の大企業社長に、天宮寺アイナグループの買収話を持ちかけるのでした。
眼帯をした執事は一体何者だったのか?も回収しきれておらず、モヤっとする終わり方だった印象。
ネットでも、「もしかして続編ある?」という投稿が散見されました。
プライベートバンカー 過去の同時間枠ドラマ視聴率と比較
直近の木曜21時枠のドラマ『ザ・トラベルナース2』と『スカイキャッスル』の視聴率推移と、『プライベートバンカー』の視聴率を比較。
それをもとに、今後の視聴率推移を予測していきます。

2話の視聴率予想
初回視聴率は『スカイキャッスル』よりも高い数字。
ここ最近の「テレ朝木曜21時」枠内では及第点といえそうです。
2話の推移を見てみると、
韓国ドラマのリメイク版であった『スカイキャッスル』は、一気に5%台まで下落。
前作から2年の時を経てシーズン2として復活した『ザ・トラベルナース2』は微減。
今作は完全オリジナルなため、過去2作とは状況が違います。
1話を観た感覚としては、内容は申し分なく、キャスト陣の演技もハマっていた印象。
「とりあえず2話も観てみようか」という視聴者が多いのでは?と想像しています。
ただ、金融情報が2~3個絡んでくるので内容がやや難しいため、内容についてこられない視聴者は脱落していくのではないでしょうか?
そのため、2話の視聴率は8%前後に落ち着くと予想します!
3話の視聴率予想
第2話の視聴率が予想以上の大幅下落。
やはり金融情報が絡んだ内容がやや難しいこともあり、視聴者を選んでしまったのでしょう。
「ドラマは何も考えずに観たい」という層には、こういった頭を使うドラマはハマらないですからね。
ただ、内容が理解できれば面白いドラマだと思いますので、2話で脱落しなかった層は最終回まで離れない気がします。
1話→2話の推移としては、『スカイキャッスル』に近いところがあります。
『スカイキャッスル』は2話→3話で微増しています。
このことから、『プライベートバンカー』も、3話は6.9%から微増して7%台前半の視聴率を獲得すると予想します!
4話の視聴率予想
予想外にも視聴率はさらにダウンしてしまった。
思ったほど視聴者が残らなかったようである。
そして、3話もまたやや複雑だった印象だったため、4話を期待して観る人は減っていきそうな現状です。
見逃し配信や、ネットやSNSでの盛り上がりも感じられないので、新規視聴者が増えることも考えにくい…。
これらを踏まえると、おそらく4話の視聴率は6%を切る可能性があります。
ギリギリ6%か、5.9%くらいまで下がると予想します。
5話の視聴率予想
予想外にも4話の視聴率は上昇しましたね。
1話から4話までの視聴率推移が『スカイキャッスル』と似ているように感じます。
物語としては繋がってはいますが、1話1話で完結しているため、『スカイキャッスル』とは構成が違う点を踏まえると今後も同じ推移を辿るとは考えにくいですが…。
もし同じような推移を辿るとすれば、5話の視聴率は4話よりも微増する可能性があります。
6話の視聴率予想
予想通り5話の視聴率は4話から微増しました!
5話までの視聴率推移は完全に『スカイキャッスル』と似た流れです。となると6話の視聴率もまた微増する可能性が高い。
6話の視聴率は7.5%~7.7%を推移するのではないでしょうか。
7話の視聴率予想
予想に反して6話の視聴率が6%台に沈んでしましました。
過去作では後半に差し掛かると視聴率の浮き沈みの幅が少なくなり、安定している印象。『プライベートバンカー』も7%前後で安定している印象です。
一旦沈んだ視聴率ですが、7話では7%台に戻るのではないでしょうか。
8話の視聴率予想
視聴率は変わらず。過去作品の7話以降の視聴率を見てみると、最終回に向けて多少伸びている。
『プライベートバンカー』も6%台中盤をもう少し漂ったあと、最終回で微増するのではないだろうか?
8話の視聴率も、6.7%からほとんど変わらないと予想。
最終回の視聴率予想
6話以降は『スカイキャッスル』と同じ推移を辿っていることから、おそらく最終回の視聴率は微増すると思われる。7%台後半で終わると予想。