中野駅近辺でゆっくり出来るカフェはないかしら?とお困りの方にぜひとも紹介したいのが、フェアトレードカフェLapmpadaⅡ(らんぱだ2)さんだ。
中野駅南口を降りて徒歩13分と少々歩くのだが、そのおかげでここまでたどり着く人が少ない。だからゆっくりランチからのカフェタイムを過ごすことができる。中野駅周辺の雑踏に疲れた時にぜひ足を伸ばして静かなひと時を過ごしてみてほしい。
もくじ
「らんぱだ2」とは?
月曜日の昼下がり、サラリーマンや観光客でごった返している中野ブロードウェイを散策していたら人混みに疲れてしまった。人がいない方へと逃げていたら偶然たどり着いたのがLampadaⅡ(らんぱだ2)さんだ。正確にはLampadaさんという照明屋さんに行き着き、近くでカフェも営業しているという看板を見て行き着いた。
営業日はまさかの土・日・月のみ。この日は月曜日。たまたま通りかかったのも何かの縁。よし!入ってみることにしよう。と何も考えず、腹ごしらえのために入ったのだった。
外から中があまり見えなかったので、なんとなく広い店内を想像していたが、意外と小さい。カウンターが3席、二人掛けテーブルが3つ。最大5人で座る大きいテーブルが1つ。奥には観葉植物などが飾られていて座るスペースはなさそう。
僕がお店に入ったのはランチ真っ盛りの12時30分。中野駅周辺の店は多くのお客さんでにぎわっているようだったが、ここまでたどり着く人間はそうそういないようで、先客はおひとり様2組のみ。静かで快適ではないか。
女性の店員さんも柔らかい雰囲気だし、分からないことがあったら気軽に聞けそうだ。
僕は2人掛けのテーブルに着席。目の前には小さい本棚ラックに本がたくさん並んでいた。
こういうお店良いな。
気に入ったら買える!メニュー
サルサソースが味の決め手!ボリューム満点「タコライス」
メニューのなかで気になったのはカレー。今のシーズンはキーマカレーか。うーん、どうしようかと悩んでいると、先客のもとにタコライスが到着。美味しそう…よし決めた!「すいません。タコライスお願いします!」カレーからあっという間にタコライスに気持ちが切り替わって即注文。人が頼んだもの見ると食べたくなってしまう性分なのだ。
タコライスを待っているあいだ店内を見回す。どうやら入口近くの棚にコーヒー豆やカレーを売ってるらしい。おや?「カレーの壷」というパッケージも並んでる。そういえばメニュー表に「カレーの壷」をベースに作るカレーって書かれてあったな。そうか、店頭販売されているものが使われているフードメニューなわけか。
あ、あとコーヒーもそうか。ということは…、あ!サルサソースっぽいのもある!タコライスのサルサソースも販売されている。
お、キッチンで店員さんがあのサルサソースをかけてる。気に入ったら買って帰れるっていうのがいい。
さて、タコライスが到着。
辛さを足せるようにと1段階上の辛さのソースも付けてくれた。
いただきます。
お、玉ねぎが酢で漬けられてる感じだ。マリネってやつかな?それだけでも美味しいやつ。キャベツはみずみずしくてシャキシャキ。トマトもフレッシュ。そういえばトマトはさっき切ってた気がする。ひき肉はスパイスが効いててサルサソースはピリ辛。けどそんなに辛くない。目玉焼きの黄身も崩してすべてを混ぜてしまおう。
うんうん間違いない。口の中で全てがいい塩梅で混ざり合って美味しい。この酸っぱ辛いのが最高!
ボリューム満点に見えるけど、米の量はそんなに多くない。きっと千切りキャベツをふんだんに使ってるから多く見えるのだろう。これなら女性でもペロリといけるんじゃないか?
とはいえ男の僕もこの一皿で十分満足。途中で1段階辛いソースもかけてみた。ほんのちょっぴり辛さが増すだけだったから、辛いのが苦手な人でも問題なさそう。
ごちそうさまでした。
こだわりのコーヒー
それにしても他のお客さんが全員帰って、気づいたら僕一人になってしまった。店員さんもランチスタッフからカフェスタッフに切り替わったみたい。こんなに静かなカフェならもう少し長居したいな。食後にコーヒーをいただこうか。
壁の黒板に今日のコーヒーメニューが書かれていたような…おや?フェアトレードの老舗第3世界ショップのコーヒー…?フェトレードってなんだ?
よくわからないがサンタフェリサコーヒー(グァテマラ)とやらを注文。
豆を挽いて抽出してくれるから、店内にコーヒーの良い香りが充満している。こうしてゆっくりコーヒーの香りを嗅いでるとなんだか幸せな気分になる。
ミルクは低温殺菌の牛乳を使用していると言っていたと思う。
コーヒーは苦み少なめ。酸味は感じるけどクセはないので飲みやすい。コクを感じるって書いてあったけど、きっと「これがコク」ということなんだろうなっていうのは感じた。きっと。
そうだ。せっかく本がたくさんあるんだから、何か一つ読んでみよう。どれどれ。お!パレスチナの写真コラム本がある。こういうの好きなんだよな。読んでみよう。
パレスチナのオリーブ畑を取材した本なんだな。パレスチナってオリーブが有名なのか。
「その作者の方、うちのお店に来て下ってたんですよ」
ふと女性スタッフに声をかけられた。
「その作者の方が輸入販売しているパレスチナオリーブ、うちでも販売しているんですよ」
フェアトレードとは
無知な僕は知らなかった。世の中にはフェアトレードというものがあるんだということを。
フェアトレードとは直訳で「公平貿易」。発展途上国で作られた農作物や製品を適正価格で継続的に取引すること。そうすることで途上国の人たちの暮らしを援助することができるのだ。
パレスチナオリーブを購入することは、まさに今イスラエルとの対立で混沌を極めているパレスチナの人々の生活を間接的に援助することができる。このパレスチナオリーブを買うために、「らんぱだ」さんへ県外から訪れる人もいるそうだ。
パレスチナオリーブ
パレスチナオリーブを使った「パンとスープのセット」をいただいてみることにした。
「ザアタル」という香辛料と「パレスチナオリーブ」を混ぜたものをパンに漬していただく。「ザアタル」は少々酸味があり中東料理特有のハーブを感じた。パレスチナオリーブは熟したオリーブを使って作られているらしくマイルドな味わい。ほんのり甘いかな。パンに漬して食べると口の中は中東。ハーブを使った中東料理が好きな人にはたまらない。もし中東料理を食べたことがなければ、これを食べれば中東料理がだいたいどんな味か分かるのでぜひ試してほしい。
スープは中東料理を意識して豆たっぷりのスープにしているんだとか。(中東料理は豆を煮込んだ料理が多いのだ。)味は、フェアトレード商品のスパイス(商品名を失念してしまった)が効いていて、ピリ辛でほんのりカレー風味だったかな。温かくていい。
ランチを食べたばかりだというのにバクバク食べてしまう。だって美味しいのだ、仕方あるまい。
はーおなかいっぱい。ごちそうさまでした。
まとめ(評価レビュー)
中野駅から少し離れた場所にあるからこそ、静かに食事をとれる。カフェタイムもゆっくりできる。
中野のおすすめスポット
タコライスはボリューム満点!酸っぱピリ辛で美味しい。これで900円なら文句なし。パンとス-プのセットも十分満足できる量で700円なので悪くない。コーヒーはチェーン店に行くより少々値が張るが、混雑していないからゆっくり過ごせるしコスパは悪くないんじゃないか?と思う。本だって読み放題。いくらでも長居できる。
フェアトレードの商品を使って食事やコーヒーを提供しているので、途上国を応援したいという気持ちがある人にはぜひともおすすめしたいカフェだ。
中野駅周辺の雑踏に疲れた時、ぜひ足を伸ばして静かなひと時を過ごしてみてほしい。
店舗情報
住所 | 〒165-0026 東京都中野区新井2丁目12−9 |
営業時間 | 12時 ~ 18時(ラストオーダー 17時30分) |
お会計 | 現金・電子マネー・クレジットカード・PayPay |
定休日 | 火曜・水曜・木曜・金曜 |
1 件のコメント