プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー 1話~全話

脚本小峯裕之、神田 優、山岡潤平
演出西浦正記、山本大輔、保坂昭一
キャスト唐沢寿明、鈴木保奈美、上杉柊平、土屋アンナ、夏木マリ、橋爪功 ほか
あらすじ“プライベートバンカー”
豊富な金融知識と広い人脈を武器に、富裕層相手に資産管理・資産形成の助言を行う、 マネーのプロフェッショナル。
その仕事は多岐にわたり、投資やビジネスの助言から、家族間の揉め事の解決まで、『資産を守るため』何でも行う――。
お金に関する目からウロコな情報満載でお届けするマネーサスペンスドラマ!
あなたの“お金”に対しての価値観に衝撃を与える新たなヒーローが、 木曜ドラマ枠に誕生します!

引用元:Tver
注目ポイント  富裕層相手の資産管理という斬新なテーマの今作。
マネーサスペンスドラマということは、お金に関する人間関係のドロドロも描かれていくこと間違いなし!
今作で主演を務めるのは唐沢寿明さん。
唐沢さんが地上波ゴールデン帯の連ドラで主演を務めるのは、2019年7月期『ボイス110緊急指令室』以来5年半ぶり。
資産管理や資産形成の助言を行うお金のスペシャリスト「プライベートバンカー」をどう演じるのか注目です!

今作は「原作」「原案」のクレジットがないため、完全オリジナル脚本と思われます。
脚本をメインで手掛けるのは小峯裕之さん。
小峯さんは『ドクターホワイト』『クールドジ男子』『しょせん他人事ですから〜とある弁護士の本音の仕事〜』など、”原作あり”の脚本を多数手がけています。
原作なし完全オリジナル脚本では、香取慎吾さん主演作『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』が記憶に新しいですね。

主演の唐沢寿明さんをはじめ、脇には鈴木保奈美さん、夏木マリさん、橋爪功さん、土屋アンナさん、MEGUMIさんなど、豪華キャストが勢ぞろい!
一体どんなドラマを魅せてくれるのか?今から期待大です!

この記事では大注目のドラマ『プライベートバンカー』の各話あらすじ、ネタバレを含む感想レビューをしていきます!

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(1話)

富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリスト、プライベートバンカー。
その中でも、ひと際卓越したスキルを持つ凄腕プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)は、資産7000億の大富豪である天宮寺アイナグループの社長・天宮寺丈洋(橋爪功)からプライベートバンカーの依頼を受ける。
その最初の要望は、丈洋がこよなく愛するだんご屋さんの窮地を救ってほしいというもの。
 
 だんご屋さんの社長・飯田久美子(鈴木保奈美)は、店を継続するために融資が必要だったため、銀行の担当者・東堂誠也(袴田吉彦)に相談したところ、投資を提案される。
金融知識が全くない久美子は、試しに行った投資ですぐに高額な配当金が入り驚いていると、東堂から畳みかけるように融資したお金で追加投資を提案され、話に乗っかるが…その直後、投資先の企業が経営破綻し、久美子は5億円もの借金を背負うことに!
 
 絶望の淵に立たされた久美子はビルから飛び降りようとしていたところ、突如、庵野が目の前に現れ、久美子が投資詐欺に引っかかったことを告げ、5億円を取り返すことを提案。素性も知れない庵野を怪しむも、他に道がない久美子は庵野に託すことを決意。

 早速、庵野は助手の御子柴修(上杉柊平)と共に動き始めたところ、久美子が引っかかった詐欺の裏には、宇佐美食研の社長・宇佐美卓也(要潤)が絡んでいることが判明する。
一体なぜ大企業の社長である宇佐美が、久美子に5億円もの借金を背負わせたのか…? 
何か隠されていると睨んだ庵野は、ある行動に出て…!

引用元:『プライベートバンカー』公式HPより

1話 感想レビュー

今作の1話特別ゲストとして出演したのは、前澤友作さん。
ZOZOTOWNの創業者として有名な前澤さんの現在の資産は、14億ドルといわれています。
日本円にしておよそ2200億円。
本物のお金持ちの登場にビックリ!

さらに前澤さんの棒読みっぷりにもビックリ!

もちろん、俳優に関しては素人さんなので仕方ないこと。
むしろそのほうがリアリティーがあって良いのかもしれません。
とはいえ、あまりの棒っぷりに、唐沢寿明さんの演技の上手さが際立ってましたね。

宇佐美卓也に「遺言書をお父様に書かせればいいんです」と吹き込んだ庵野。
そして実際に、認知症が進む宇佐美食研の元社長・卓也の父に遺言書のサインを書かせた庵野。

その事実を聞いた久美子は憤慨し、庵野に怒りをぶちまけます。

久美子「ちょっとまって!じゃあうちの5億の負債はどうなるの?!そのまま残るってこと?
…結局そう。
世の中金持ちのために動いてて、投資だとかなんだとか複雑でよくわからないもの勧められて、乗らなきゃ損だとか煽られて、私たち弱い人間は騙されて搾取される。
そういう世の中なの!
もういい。もう疲れた…」

「久美子の憤りもわかるな~」と思っていると、庵野がいきなり”なぞかけ”を始めます。

庵野「久美子さん。あなたとかけて金魚すくいの破れた網と説きます。どちらもすくい(救い)ようがない」

庵野「あなたはすべてを誰かのせいにする。最初からそうでしたね。
銀行が悪い、運が悪い、挙句にはわたくしが悪い、金持ちが悪い、世の中が悪い。決して自らを省みようとしない。
ま、富豪たちからしても、そのくらいの方がちょうどいいでしょうね。無知な庶民は無知なままでいてくれた方が」

いきなり庵野から淡々とののしられた久美子は、「馬鹿にしないでよ!」と食って掛かります。
しかし、庵野の正論攻撃はなおも続きます。

庵野「あなたを馬鹿にしているのは、あなた自身ではありませんか?
自分には何もできない。あなたは端からそう決めつけている。
だからただ誰かに頼ることしかしない。学ぼうとしない。行動しようとしない。
先代の鶴子さんのため息が聞こえますねぇ。諦めて店を潰せばいい。」

ああ、耳が痛い。

あなたを馬鹿にしているのは、他の誰でもないあなた自身。
自分には何もできないと最初から決めつけて何も行動を起こさない。
そのくせ、行動を起こしてうまいことやっている人を見ると妬んで嫉んで…。

他でもない。まさに僕のことだ。
きっと同じことを思った人も多いことだろう。

庵野から「正論」のカウンターパンチをもらった気分。
誰かのせいにして逃げ続けないで、ちゃんと勉強します!!

物語の終盤で、庵野が天宮寺家を訪れるんですけど、そこに眼帯をしている執事がいるんですよ!
「なんで?なんで眼帯付けてるの?」と気になってしまって、物語どころではなくなってしまった。

おそらく意味があるはず。
というかなきゃ困る。
あんなに意味ありげに眼帯をしておいて、意味がないなんてありえない!

ちなみに眼帯をつけていた執事役の方を調べてみました。
眼帯執事・加藤を演じるのは、山本栄司さんという方。
過去作品を拝見したところ、テレビ朝日の作品にちょいちょい出ているようです。

山本さんは自身のXアカウントで、眼帯について触れていました。
やはりこの眼帯には何かわけがありそうですね…。

プライベートバンカー あらすじ(2話)

2話 あらすじ

天宮寺アイナグループの社長・天宮寺丈洋(橋爪功)のプライベートバンカーとなった庵野甲一(唐沢寿明)は、最初の要望であった飯田久美子(鈴木保奈美)が営むだんご屋さんの窮地を見事に救い、厚い信頼を得ることに。

そして、丈洋から庵野へ次なる依頼が。
自分の命が長くないと悟る丈洋は、じきに7000億の資産を巡って天宮寺一族で争いが起こることを確信。
「うちの資産を、あいつらから守ってほしい」――丈洋は庵野を天宮寺家のプライベートバンカーとして一族の中へ送り込む。

そんな中、長男・天宮寺努(安井順平)が階段から転げ落ち、意識不明の重体に
しかも、努の運転手がその場面を目撃しており、女性らしき何者かに突き落とされたという。
そこで、丈洋の妻で一族の絶対的権力者として君臨する天宮寺美琴(夏木マリ)は庵野に犯人捜しを依頼。

犯人探しをする庵野は、やがて努の愛人・幸絵(恒松祐里)の存在にたどりつく
果たしてその真相は…!?

引用元:Tver

2話 感想レビュー

今回のテーマは不倫。
会社経営をしている金持ちは、身銭を切らずに不倫を存分に楽しめるらしい。

今回のケースでいえば、
努は自身が運営する資産管理会社・株式会社ツトミックスの秘書として、愛人である幸絵を雇用。
幸絵を会社の従業員ということにして、
お手当は給料として、
マンションは社宅として、
旅行は出張費として、
食事は会議費として、
プレゼントは贈答費として、

すべて会社の経費で賄っていたわけです。

自身の懐を一切痛めることなく、愛人に金をつぎ込みまくるなんて…!
庶民からしたら胸糞悪い話この上ない。

実は幸絵につぎ込んでいた金がすべて、会社の金であることを知らせてもなお、幸絵は努が自分を愛しているに違いないと信じて疑っていなかった。

しかし!
幸絵は庵野や御子から、努がしていた本当のことを告げられ絶望することになるのでした…。

御子柴「あなたさまは努さまの資産管理会社である株式会社ツトミックスの株、99株を保有してましたが、今では増資により株は全部で600株に増えています。増えた株はこのハニーベイビーズ社が保有しているようです」

庵野「努さんの大量の個人資産が、このハニーベイビーズ社に流れているわけですが、ではこのハニーベイビーズ社とはなにか?この会社には5人の役員がいます。調べたところこの5人、全員あのラウンジ(幸絵がかつて働いていて努と出会ったラウンジ)で働く女性たちでした

幸絵「どういうこと?」

御子柴「努さまはこの会社を経営し、5人の女性にお金を渡していた。端的に言えば、」

庵野「あなたを含む6股不倫をしていたわけです

御子柴「彼女たちを個別に問いただしたところ、あっさりと関係を認めました」

久美子「最低な男ね~」

庵野「特殊関係人(愛人)を増やした努さまは奥様にその存在がバレるのを防ぐため、あなたを代表に据えた別会社を新設し、そこから、彼女たち(ラウンジ嬢たち)に金が流れる仕組みを作った。名付けて愛人ロンダリングスキーム

久美子「あなたの名前で愛人たちを囲って、遊んだ金額をぜーんぶ経費にしてたの。金持ちってほーんとに身勝手」

庵野「あなたの夢と、知識のなさとホイホイと名義を貸してしまううかつさが、身勝手な彼に利用されたというわけです。やられましたねぇ。あなたはラウンジ嬢として働くよりも、彼との関係一本に絞る方が効率が良いと考えたのでしょうが、そのせいで今、全てを失おうとしている。卵は一つのかごに盛るな

幸絵「え?」

御子柴「投資格言です。投資の基本は分散、長期、積み立て。特に分散は何よりも大事なリスクヘッジになる

庵野「その点努さんは、しっかりと愛情の分散投資ができていた。ラウンジ嬢やパパ活女子でさえ分散を意識しているのに、あなたは無謀にも一人の男に一点賭けした。そしてその彼を…」

久美子「彼を本気で愛してしまった」

無知であることの恐ろしさ、本気で不倫の沼に堕ちてしまう危険を感じる一幕でした。

ホイホイと名義を貸さない!
卵は一つのかごに盛らない!
どんなことも一点賭けしないで分散投資する!
不倫にハマらない!

今回も数々の学びを得て、金融知識がちょびっとアップ!
ドラマを観て賢くなれるなんてコスパがいい。(笑)

さて、何者かに突き落とされ負傷している努ですが、視聴者からすればすっかり悪者です。
悪者は成敗されなければ気持ち良く終われませんよね?

もちろん最後は、努の愚行を完全成敗!
幸絵は、努が金を流すために立ち上げた会社「ハニーベイビーズ」を、役員登録されていたかつての同僚ラウンジ嬢たちとともに経営していくことを決意。
株式会社ハニーベイビーズには努の株も大量に入っているが、制度上、努の株も含めたすべての株は、ハニーベイビーズ社幹部たちの株ということになる。
そのうちツトミックス社の株599株を、努が2億円で買い取ることで合意させたのでした!

いや~難しい!
とりあえず、努に愛人としていいように使われていた幸絵やラウンジ嬢たちは、努の金2億円と「ハニーベイビーズ社」を元手に再出発をはかることができたわけです。

プライベートバンカー 3話予告

みや

みや

新しい体験をするのが好きです。
エンタメも好きです。特にドラマは好きなので感想レビューをどんどん書いてます。
自身のコミュニケーション下手を克服すべく、日々コミュニケーションや人間関係に関する勉強をしています。
内向型のアドバイザーとしても活動中です。 

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