プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー 1話~全話

脚本小峯裕之、神田 優、山岡潤平
演出西浦正記、山本大輔、保坂昭一
キャスト唐沢寿明、鈴木保奈美、上杉柊平、土屋アンナ、夏木マリ、橋爪功 ほか
あらすじ“プライベートバンカー”
豊富な金融知識と広い人脈を武器に、富裕層相手に資産管理・資産形成の助言を行う、 マネーのプロフェッショナル。
その仕事は多岐にわたり、投資やビジネスの助言から、家族間の揉め事の解決まで、『資産を守るため』何でも行う――。
お金に関する目からウロコな情報満載でお届けするマネーサスペンスドラマ!
あなたの“お金”に対しての価値観に衝撃を与える新たなヒーローが、 木曜ドラマ枠に誕生します!

引用元:Tver
注目ポイント  富裕層相手の資産管理という斬新なテーマの今作。
マネーサスペンスドラマということは、お金に関する人間関係のドロドロも描かれていくこと間違いなし!
今作で主演を務めるのは唐沢寿明さん。
唐沢さんが地上波ゴールデン帯の連ドラで主演を務めるのは、2019年7月期『ボイス110緊急指令室』以来5年半ぶり。
資産管理や資産形成の助言を行うお金のスペシャリスト「プライベートバンカー」をどう演じるのか注目です!

今作は「原作」「原案」のクレジットがないため、完全オリジナル脚本と思われます。
脚本をメインで手掛けるのは小峯裕之さん。
小峯さんは『ドクターホワイト』『クールドジ男子』『しょせん他人事ですから〜とある弁護士の本音の仕事〜』など、”原作あり”の脚本を多数手がけています。
原作なし完全オリジナル脚本では、香取慎吾さん主演作『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』が記憶に新しいですね。

主演の唐沢寿明さんをはじめ、脇には鈴木保奈美さん、夏木マリさん、橋爪功さん、土屋アンナさん、MEGUMIさんなど、豪華キャストが勢ぞろい!
一体どんなドラマを魅せてくれるのか?今から期待大です!

この記事では大注目のドラマ『プライベートバンカー』の各話あらすじ、ネタバレを含む感想レビューをしていきます!

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(1話)

富裕層を相手に資産管理や資産形成の助言を行うスペシャリスト、プライベートバンカー。
その中でも、ひと際卓越したスキルを持つ凄腕プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)は、資産7000億の大富豪である天宮寺アイナグループの社長・天宮寺丈洋(橋爪功)からプライベートバンカーの依頼を受ける。
その最初の要望は、丈洋がこよなく愛するだんご屋さんの窮地を救ってほしいというもの。
 
 だんご屋さんの社長・飯田久美子(鈴木保奈美)は、店を継続するために融資が必要だったため、銀行の担当者・東堂誠也(袴田吉彦)に相談したところ、投資を提案される。
金融知識が全くない久美子は、試しに行った投資ですぐに高額な配当金が入り驚いていると、東堂から畳みかけるように融資したお金で追加投資を提案され、話に乗っかるが…その直後、投資先の企業が経営破綻し、久美子は5億円もの借金を背負うことに!
 
 絶望の淵に立たされた久美子はビルから飛び降りようとしていたところ、突如、庵野が目の前に現れ、久美子が投資詐欺に引っかかったことを告げ、5億円を取り返すことを提案。素性も知れない庵野を怪しむも、他に道がない久美子は庵野に託すことを決意。

 早速、庵野は助手の御子柴修(上杉柊平)と共に動き始めたところ、久美子が引っかかった詐欺の裏には、宇佐美食研の社長・宇佐美卓也(要潤)が絡んでいることが判明する。
一体なぜ大企業の社長である宇佐美が、久美子に5億円もの借金を背負わせたのか…? 
何か隠されていると睨んだ庵野は、ある行動に出て…!

引用元:『プライベートバンカー』公式HPより

1話 感想レビュー

今作の1話特別ゲストとして出演したのは、前澤友作さん。
ZOZOTOWNの創業者として有名な前澤さんの現在の資産は、14億ドルといわれています。
日本円にしておよそ2200億円。
本物のお金持ちの登場にビックリ!

さらに前澤さんの棒読みっぷりにもビックリ!

もちろん、俳優に関しては素人さんなので仕方ないこと。
むしろそのほうがリアリティーがあって良いのかもしれません。
とはいえ、あまりの棒っぷりに、唐沢寿明さんの演技の上手さが際立ってましたね。

宇佐美卓也に「遺言書をお父様に書かせればいいんです」と吹き込んだ庵野。
そして実際に、認知症が進む宇佐美食研の元社長・卓也の父に遺言書のサインを書かせた庵野。

その事実を聞いた久美子は憤慨し、庵野に怒りをぶちまけます。

久美子「ちょっとまって!じゃあうちの5億の負債はどうなるの?!そのまま残るってこと?
…結局そう。
世の中金持ちのために動いてて、投資だとかなんだとか複雑でよくわからないもの勧められて、乗らなきゃ損だとか煽られて、私たち弱い人間は騙されて搾取される。
そういう世の中なの!
もういい。もう疲れた…」

「久美子の憤りもわかるな~」と思っていると、庵野がいきなり”なぞかけ”を始めます。

庵野「久美子さん。あなたとかけて金魚すくいの破れた網と説きます。どちらもすくい(救い)ようがない」

庵野「あなたはすべてを誰かのせいにする。最初からそうでしたね。
銀行が悪い、運が悪い、挙句にはわたくしが悪い、金持ちが悪い、世の中が悪い。決して自らを省みようとしない。
ま、富豪たちからしても、そのくらいの方がちょうどいいでしょうね。無知な庶民は無知なままでいてくれた方が」

いきなり庵野から淡々とののしられた久美子は、「馬鹿にしないでよ!」と食って掛かります。
しかし、庵野の正論攻撃はなおも続きます。

庵野「あなたを馬鹿にしているのは、あなた自身ではありませんか?
自分には何もできない。あなたは端からそう決めつけている。
だからただ誰かに頼ることしかしない。学ぼうとしない。行動しようとしない。
先代の鶴子さんのため息が聞こえますねぇ。諦めて店を潰せばいい。」

ああ、耳が痛い。

あなたを馬鹿にしているのは、他の誰でもないあなた自身。
自分には何もできないと最初から決めつけて何も行動を起こさない。
そのくせ、行動を起こしてうまいことやっている人を見ると妬んで嫉んで…。

他でもない。まさに僕のことだ。
きっと同じことを思った人も多いことだろう。

庵野から「正論」のカウンターパンチをもらった気分。
誰かのせいにして逃げ続けないで、ちゃんと勉強します!!

物語の終盤で、庵野が天宮寺家を訪れるんですけど、そこに眼帯をしている執事がいるんですよ!
「なんで?なんで眼帯付けてるの?」と気になってしまって、物語どころではなくなってしまった。

おそらく意味があるはず。
というかなきゃ困る。
あんなに意味ありげに眼帯をしておいて、意味がないなんてありえない!

ちなみに眼帯をつけていた執事役の方を調べてみました。
眼帯執事・加藤を演じるのは、山本栄司さんという方。
過去作品を拝見したところ、テレビ朝日の作品にちょいちょい出ているようです。

山本さんは自身のXアカウントで、眼帯について触れていました。
やはりこの眼帯には何かわけがありそうですね…。

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(2話)

2話 あらすじ

天宮寺アイナグループの社長・天宮寺丈洋(橋爪功)のプライベートバンカーとなった庵野甲一(唐沢寿明)は、最初の要望であった飯田久美子(鈴木保奈美)が営むだんご屋さんの窮地を見事に救い、厚い信頼を得ることに。

そして、丈洋から庵野へ次なる依頼が。
自分の命が長くないと悟る丈洋は、じきに7000億の資産を巡って天宮寺一族で争いが起こることを確信。
「うちの資産を、あいつらから守ってほしい」――丈洋は庵野を天宮寺家のプライベートバンカーとして一族の中へ送り込む。

そんな中、長男・天宮寺努(安井順平)が階段から転げ落ち、意識不明の重体に
しかも、努の運転手がその場面を目撃しており、女性らしき何者かに突き落とされたという。
そこで、丈洋の妻で一族の絶対的権力者として君臨する天宮寺美琴(夏木マリ)は庵野に犯人捜しを依頼。

犯人探しをする庵野は、やがて努の愛人・幸絵(恒松祐里)の存在にたどりつく
果たしてその真相は…!?

引用元:Tver

2話 感想レビュー

今回のテーマは不倫。
会社経営をしている金持ちは、身銭を切らずに不倫を存分に楽しめるらしい。

今回のケースでいえば、
努は自身が運営する資産管理会社・株式会社ツトミックスの秘書として、愛人である幸絵を雇用。
幸絵を会社の従業員ということにして、
お手当は給料として、
マンションは社宅として、
旅行は出張費として、
食事は会議費として、
プレゼントは贈答費として、

すべて会社の経費で賄っていたわけです。

自身の懐を一切痛めることなく、愛人に金をつぎ込みまくるなんて…!
庶民からしたら胸糞悪い話この上ない。

実は幸絵につぎ込んでいた金がすべて、会社の金であることを知らせてもなお、幸絵は努が自分を愛しているに違いないと信じて疑っていなかった。

しかし!
幸絵は庵野や御子から、努がしていた本当のことを告げられ絶望することになるのでした…。

御子柴「あなたさまは努さまの資産管理会社である株式会社ツトミックスの株、99株を保有してましたが、今では増資により株は全部で600株に増えています。増えた株はこのハニーベイビーズ社が保有しているようです」

庵野「努さんの大量の個人資産が、このハニーベイビーズ社に流れているわけですが、ではこのハニーベイビーズ社とはなにか?この会社には5人の役員がいます。調べたところこの5人、全員あのラウンジ(幸絵がかつて働いていて努と出会ったラウンジ)で働く女性たちでした

幸絵「どういうこと?」

御子柴「努さまはこの会社を経営し、5人の女性にお金を渡していた。端的に言えば、」

庵野「あなたを含む6股不倫をしていたわけです

御子柴「彼女たちを個別に問いただしたところ、あっさりと関係を認めました」

久美子「最低な男ね~」

庵野「特殊関係人(愛人)を増やした努さまは奥様にその存在がバレるのを防ぐため、あなたを代表に据えた別会社を新設し、そこから、彼女たち(ラウンジ嬢たち)に金が流れる仕組みを作った。名付けて愛人ロンダリングスキーム

久美子「あなたの名前で愛人たちを囲って、遊んだ金額をぜーんぶ経費にしてたの。金持ちってほーんとに身勝手」

庵野「あなたの夢と、知識のなさとホイホイと名義を貸してしまううかつさが、身勝手な彼に利用されたというわけです。やられましたねぇ。あなたはラウンジ嬢として働くよりも、彼との関係一本に絞る方が効率が良いと考えたのでしょうが、そのせいで今、全てを失おうとしている。卵は一つのかごに盛るな

幸絵「え?」

御子柴「投資格言です。投資の基本は分散、長期、積み立て。特に分散は何よりも大事なリスクヘッジになる

庵野「その点努さんは、しっかりと愛情の分散投資ができていた。ラウンジ嬢やパパ活女子でさえ分散を意識しているのに、あなたは無謀にも一人の男に一点賭けした。そしてその彼を…」

久美子「彼を本気で愛してしまった」

無知であることの恐ろしさ、本気で不倫の沼に堕ちてしまう危険を感じる一幕でした。

ホイホイと名義を貸さない!
卵は一つのかごに盛らない!
どんなことも一点賭けしないで分散投資する!
不倫にハマらない!

今回も数々の学びを得て、金融知識がちょびっとアップ!
ドラマを観て賢くなれるなんてコスパがいい。(笑)

さて、何者かに突き落とされ負傷している努ですが、視聴者からすればすっかり悪者です。
悪者は成敗されなければ気持ち良く終われませんよね?

もちろん最後は、努の愚行を完全成敗!
幸絵は、努が金を流すために立ち上げた会社「ハニーベイビーズ」を、役員登録されていたかつての同僚ラウンジ嬢たちとともに経営していくことを決意。
株式会社ハニーベイビーズには努の株も大量に入っているが、制度上、努の株も含めたすべての株は、ハニーベイビーズ社幹部たちの株ということになる。
そのうちツトミックス社の株599株を、努が2億円で買い取ることで合意させたのでした!

いや~難しい!
とりあえず、努に愛人としていいように使われていた幸絵やラウンジ嬢たちは、努の金2億円と「ハニーベイビーズ社」を元手に再出発をはかることができたわけです。

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(3話)

3話 あらすじ

「息子が誘拐された!」――プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)のもとへ天宮寺家の長女・天宮寺沙織(土屋アンナ)から助けを求める連絡が入る。
知らせを受けた庵野は、助手の飯田久美子(鈴木保奈美)と御子柴修(上杉柊平)と共にすぐさま沙織の母で天宮寺アイナグループ副社長・天宮寺美琴(夏木マリ)のもとへ向かう。そう、沙織の息子・天宮寺海斗(川原瑛都)を誘拐したのは美琴だったのだ。

美琴は相続対策のために孫の海斗を養子にするというが、真の目的は、海斗を美琴のもとで徹底的に教育し、後継者として育てることだった。
そこで庵野は美琴から、この養子縁組を成立させるために沙織と沙織の夫・天宮寺宏樹(玉木宏)の承諾を得てくるよう依頼を受ける。

引用元:Tver

3話 感想レビュー

バカが二代続くとどんな家でも滅びる??

天宮寺家の長女・沙織の一人息子・海斗を誘拐したのは、美琴だったーーという衝撃的な始まりの第3話。
蓋を開けてみると、美琴が孫の海斗を勝手に連れてきたのには理由があったのでした。

1つは相続対策。
庵野によれ「通常、子どもに資産が相続され、その後子どもから孫に相続される。つまり孫に資産が渡るまで二代分の相続税がかかることになります。しかし、この孫をあらかじめ養子にしておけば、一回の相続税だけで孫に資産を渡すことができる」とのこと。
たしかにこれは賢い。富裕層の間ではよく行われる税金対策というのも納得。
おそらく僕の人生では、一生使われることのない知識だとは思いますが…。(笑)

もう一つの理由は、天宮寺の未来のため。
美琴は、「3人の子どもたちは天宮寺を継ぐ人間にはふさわしくないと思っている」と思っている美琴は、「バカが二代続くとどんな家でも滅びる」という格言を口にする。
たしかに、我が子に経営を引き継いだ結果、大惨事となってしまった企業の事例は枚挙にいとまがない。代表例でいえば「大塚家具」や「王子製紙」だろうか。
経営者の子どもだからといって、必ずしも経営する能力に秀でているとは限らないのが悲しいところですね。

最終的に美琴の煽りが効いたのか、能無し扱いされていた3人の子どもたちは、「自分が経営を引き継いでやる」と鼻息荒くするのでした。
兄妹間の争いが激化していきそうで楽しみですね。

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(4話)

4話 あらすじ

プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)は、天宮寺家の絶対的権力者・天宮寺美琴(夏木マリ)から、天宮寺家の次男で代議士の天宮寺昴(吉田ウーロン太)にスキャンダルを起こさせないよう申し付かる。しかし、その矢先に美琴が恐れていたことが…。

昴は恩師である大物政治家・久松康雄(堺正章)からキックバックされた裏金を、好意を寄せる女性に渡しているところが週刊誌に見つかってしまったのだ。
焦った昴は記者に、「渡していたのは裏金ではなく天宮寺アイナグループが運営する飲食店の食事券だ」と嘘をついてしまったため、企業のイメージダウンによる株価急落の危機に。

この事態に庵野は美琴から、天宮寺家のプライベートバンカーとしてのクビを賭けて対処するよう指示を受ける。
庵野は昴に会見を開いて久松から受け取った裏金だったと公表するように提案。清廉潔白なイメージの久松による不祥事が明るみに出ることで世間の目はそちらに注がれ、天宮寺家からそらせる狙いだったのだが…その直前に久松から口止めされた昴は会見を中止してしまう。

そこで庵野は、久松が裏金に関与している証拠をつかむため、助手の飯田久美子(鈴木保奈美)と御子柴修(上杉柊平)と共に久松の周辺を探り、久松が暗号資産の規制強化へ慎重な姿勢を示していることに着目する。
そんな中、天宮寺アイナグループに国税の査察調査が入ることが判明。
なんと久松の差し金で裏金関与を否定して、昴ひとりに責任を負わせることを条件に査察を止めるという。
天宮寺家が絶体絶命のピンチに直面する中、庵野は御子柴を送り込んでいたある場所へ向かい…!

引用元:Tver

※以下ネタバレ

庵野は御子柴から連絡を受け、とある中古PCショップへと向かう。御子柴の話しでは、そこに望月が入っていったらしい。
そこで望月は、外国人の男にコールルドウォレットを手渡しす。コールドウォレットとは、暗号資産で受け渡しができるデバイスのこと。
庵野いわく、PCショップの外国人たちは相対屋。相対屋とは海外の暗号資産を現金で買い取る連中のことだ。

本来、暗号資産を現金に換金しようとすると、額によっては50%程度税金がかかる。それを相対屋に売ればゼロにできる。つまり脱税。犯罪だ。ただしそれだけでは告発するだけの証拠にはならない。
暗号資産は株や現金とは違い、銀行を通さず電子データのみで取引されるから、パスコードを知る人以外資産を確認できない、いくら裏金のやり取りをしていても情報はバレない。

しかも久松は権力を使って相場情報も自由自在。今の法律ではこれ以上追求することは不可能。

現金が入っていると思しきスーツケースを転がす望月がPCショップから出てくる。そこで庵野は望月に声をかけて名刺を渡す。
スーツケースの中身について質問する庵野だったが、当然望月は本当のことを言わない。最後には庵野の名刺を捨て、待ち伏せていた車で行ってしまう…。

庵野は昴にこれまでに調査内容を話すことに。
好意を寄せていた女性が実は望月と繋がっていて、昴とパパ活をするように仕向けられていたことなど、人を信じて疑わない昴は、その事実に驚愕。
庵野は続けて、「昴の父である天宮寺丈洋は、『昴は嘘をつけないからこそ政治家になるべきだ』」というような話をしていたと語る。

昴は改めて記者会見を開き、久松から裏金を受け取ったこと。またその金を女性に渡していたことを告白。

一方庵野は大物政治家・久松康雄のもとへと来ていた。
久松には、巨額の詐欺事件を起こして警察に追われていたところを久松が海外に逃がした息子がいたが、その息子が秘書の望月だと見抜いた庵野。否定する久松だったが、先日望月が捨てた庵野の名刺に、望月の指紋がべったり残っていたため、もはや言い逃れはできない状況に。
久松に裏金スキームとを認めさせ、アイナグループへの国税査察止めさせることにも成功した庵野たちだった。

ところで記者会見の際、昴はまるで自分の言葉のように話していたが、実は庵野が書いた原稿を読み上げていただけだったことが判明。人の意見に流されやすい昴を政界の駒の駒として利用したい庵野の策略だとは誰も気づかなかった。

そして、アイナグループの株価は見事持ち直し上機嫌の美琴。
しかし、庵野から「天宮寺アイナグループ、どなたかが横領しています」という爆弾発言により、その表情は一変するのだった…。

4話 感想レビュー

上っ面に騙されず、自分で考えなさいという教えがたくさんあった

久美子は「絶対儲かる良いコインだって言うから」と、人の言葉を信じ購入した暗号資産で大損こいてしまう。
そんな久美子に庵野は「人のゆく裏に道あり花の山。利益を得るためには他人と同じ行動をしていてはいけない」という投資格言を伝授。
さらに、「人気だから、誰かが進めていたからそんな上っ面なイメージに翻弄されているうちは搾取され続けるでしょうねぇ。」という庵野の手厳しい意見。

ごもっともです。誰かが良いというものに流されていてはダメなんですよ…。それがイヤだったら自分で考えて自分が正しいと思うことをするしかない。それをするためには本当のことを知るしかない。

このドラマを観ていると人生を改められます。

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(5話)

5話 あらすじ

「天宮寺アイナグループ…どなたかが横領しています」――天宮寺美琴(夏木マリ)をはじめとした天宮寺一族、そして美琴の右腕で専務の伊勢崎大和(吹越満)が集まる中、プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)は衝撃の事実を伝える。
庵野は国税の査察調査のために資料を確認していた中で、天宮寺アイナグループの子会社・天宮寺アートから1億円が消えていることに気づいたのだ。
天宮寺アートの役員も務める伊勢崎は責任をもって調べると美琴に伝えるが、庵野がその調査のサポートを申し出ると動揺を見せ…。
庵野はそんな伊勢崎のことを調査するよう、助手の御子柴修(上杉柊平)に指示する。

そんな中、SNSに天宮寺グループで10億円以上の横領があったという嘘のタレコミ情報が投稿される。一体誰が? 何のために…?

会社の株価に影響することを危惧する美琴は、またしても庵野にクビをちらつかせて、一刻も早く横領問題の真相を明らかにするよう要求。しかし、庵野は余裕な表情を見せ…。
実は、天宮寺アートの仕入れに真相が隠されていると睨む庵野は、もうひとりの助手・飯田久美子(鈴木保奈美)を天宮寺アートに従業員として送り込んでいたのだ。

引用元:Tver

※ネタバレあらすじ

久美子の調査から、天宮寺アートがアートスマートから大量に美術品を購入していることがわかる。
また御子柴からは、伊勢崎の暮らしぶりは質素で妻は入院中という情報も入る。

後日開催された展示会でスタッフとして駆り出されていた久美子。彼女が下げていた名札を見た庵野はあることに気づく。

翌日。伊勢崎は天宮寺一家を集め、横領疑惑について「真相はいたってシンプル。これは横領ではなく、仕入れ担当の社員柳原咲子(西原亜希)の職務怠慢でございました」と説明する。
部下の失態を懸命に庇う伊勢崎。その姿を見た美琴は、伊勢崎に対して減給半年というお咎めだけで済ますことに。

アートスマートからよく絵を買っていた長男・努(安井順平)と果澄(MEGUMI)夫妻は、伊勢崎の失態を逆手に取り、高額な絵画を安く売ってくれるよう依頼。
伊勢崎は快諾し、ギャラリーに展示されていた400万円の絵を200万円に値引きして売ろうとする。

そこへ庵野が現れ、「400万円の絵の作者を紹介する」と言う。
400万円の絵の作者として現れたのは御子柴だった。なぜアーティストでもない御子柴の絵が400万円で販売されることになったのか?その真相を庵野が語りだす。

庵野「アートの購入はアートスマートという代理店を通しているということでしたが?アーティストさんたちはアートスマートプラスという代理店を通しているとおしゃっていました。
先日の展示会、働いていたスタッフさんの名札にはアートスマートプラスと書かれていました。名札は主宰のギャラリー側が用意した名札だそうです。それが何を意味しているかわかりますよね?
ギャラリーやアーティストさんたちはアートスマートプラスと取引していると思っているということです。アートスマートとアートスマートプラスは別の会社ですよね?伊勢崎さん、横領しているのはあなたですね」

横領の手口はこうだ。
まずアーティストから、作品を1万円で購入したアートスマートプラスは価格を吊り上げる。御子柴の絵を参考にするならば仮に200万円とする。
そしてアートスマートプラスから作品を購入したアートスマートも価格を吊り上げる。天宮寺アートがアートスマートから御子柴の絵を購入した際の金額は350万円だった。

こうしてたった1枚の絵が、アートスマートプラスによって199万円の中抜き、アートスマートによって150万円の中抜きをされ、さらに天宮寺アートの利益分が上乗せされた結果、400万円となって販売されることになったたというカラクリだ。

そこへ久美子がクビにされた柳原とともに登場。
スキームの証拠が入っていると思われる伊勢崎の隠しパソコンを持ってきていた。

堪忍してすべてを認めた伊勢崎は横領した理由について、「自分が提唱して成功した案を、あたかも自分の功績のように語る美琴が許せなかった」などと語っていた。
さらに伊勢崎はその横領した金をオンラインカジノにすべてつぎ込んでおり、入院中の妻もただの美容整形のための入院だったことが判明。

全ての事情を聞いた美琴は、おおごとにしないかわりに横領した1億円の返済をするよう伊勢崎に求めた。(これまでの功績を考慮して100万円はまけてあげるとのことだった)

5話 感想レビュー

戦わざる者は勝たず。損せぬ人に儲けなし。

今回も人生教訓を得た。

伊勢崎が横領に及んだきっかけは、伊勢崎自身が提案した企画を、まるで自分の手柄のようにしてしまう美琴が許せないからだった。

そんな伊勢崎にに庵野は「戦わざる者は勝たず。損せぬ人は儲けなし」という言葉を贈る。これは、戦わなければ勝利は得られないし、損を恐れる人には儲けも少ないという投資格言だ。

大企業に守られていながら戦っていても、その功績は個人ではなく企業のになるのは当然。本気で自分の力を試すには、会社の外に出て戦ってみるしかない。それこそ損をする覚悟で。

会社のことでいつもごちゃごちゃ言ってるような人には痛烈な一撃になったことでしょう。

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(6話)

6話 あらすじ

プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)に天宮寺アイナグループの社長・天宮寺丈洋(橋爪功)から連絡が入る――ついに、丈洋が保有する資産5082億円を誰に譲るか決める時が来たのだ。
集められた天宮寺美琴(夏木マリ)たち天宮寺一族に緊張が走る中、庵野と共にやってきた丈洋は衝撃の内容を告げる。
なんと、これまで丈洋の世話を献身的にしていた介護士・相馬英美子(山崎静代)を養子に迎え入れて、相続の候補者にするというのだ。

長女・天宮寺沙織(土屋アンナ)たち兄弟が猛反発する中、美琴は丈洋と言葉を交わした後、あっさり養子を受け入れてしまい…! 
資産を英美子に奪われてしまうかもしれないことに焦る沙織たちは、英美子が財産目当てで丈洋に近づいてたぶらかしたのだと考え、庵野に英美子の本性を暴くよう依頼する。

引用元:Tver

6話 感想レビュー

「親身に世話してくれた人に遺産を譲りたい」遺産相続ドラマ王道の展開

6話にしてついに、天宮寺丈洋の遺産を誰が相続するか、その決める戦いが始まった。
…と思った矢先、丈洋は献身的に世話をしてくれている介護士の相馬英美子を養子にし、彼女にも遺産を相続させると言い出す。
もちろん天宮寺家の人間は猛反対。英美子の身辺調査を庵野に依頼するのだった。

これぞまさに王道展開。

そして王道通り英美子は悪い奴だった。彼女は丈洋に気に入られてるため献身的に世話をし、遺産を分配してもらうため養子になったのだった。

1から10まで王道展開の6話。これまでのように、スキームを利用した悪巧みではなかったため気軽に視聴できた印象でした。

子どもたちに遺産は渡さない

相続税節税のために財団法人を設立すると語る丈洋。それを聞いた英美子は丈洋のもとから逃げ出した。
英美子いなくなり、ここから親族による後継者争いが激化していく…と思ったが、事態は急展開を迎える。

美琴「あの人、財団法人に自分の財産を入れるつもりでしょ?」
庵野「はい」
美琴「あの人が死んでも、誰の手にも渡ることはない。あの女はそれに気づいて逃げたけど、あの子たちはそれに気づいていない。いつか財産を手に入れられると思って、必死であの人のご機嫌を取り続けて…」

丈洋が財団法人を設立したのは節税のためではなく、自分の財産を子どもたちに相続させないためだったのだ。
庵野と丈洋は意味深な会話もしていた。

庵野「子どもに相続できるもので、永遠の価値を持つものは二つしかない。一つはルーツである。そしてもう一つは、悪い伝統を乗り越えるための翼である」
丈洋「悪い伝統ってのは何なのかなぁ。私のことかなぁ」

きっと丈洋は、子どもたちに天宮寺アイナグループおよび莫大な遺産を引き継がせることが”悪い伝統”になると思ったのでしょうね。

そんな丈洋の気持ちにも気づかずに後継者争いをする子どもたち。
戦いの末、現実を突きつけられた天宮寺家の子どもたちは、はたしてどうなるのでしょうか?そこも楽しみです。

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(7話)

7話 あらすじ

天宮寺家の後継者争いに新たな局面を迎える――天宮寺アイナグループ社長・天宮寺丈洋(橋爪功)が倒れたのだ。

一命はとりとめたものの、長女・天宮寺沙織(土屋アンナ)たち兄弟は丈洋の後を誰が継ぐのかが気になり気が気じゃない。そんな中、プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)と共に現れた副社長・天宮寺美琴(夏木マリ)は自分が継ぐと宣言する。

後日、代表取締役会が行われ、いよいよ美琴が代表取締役社長として決まるという時に、沙織が突然、天宮寺アイナグループが営む飲食店「ハナウマハンバーグ」の業績低下を理由に美琴の解任を要求。沙織がクーデターを起こしたのだ!
実は、沙織は事前にこの計画を庵野に知らせていたのが、反対されたことで庵野を見限り、これからは沙織の大学時代の友人でアメリカ帰りの実力派プライベートバンカー・岡田大輔(ウエンツ瑛士)と組むことを告げていた。
そして岡田の助言のもと、クーデターを実行に移したのだった。

沙織と岡田のクーデターは成功し、美琴の解任が決定してしまう。この事態に、美琴はなぜか笑みを浮かべてあっさりと受け入れ…。

引用元:Tver

7話 感想レビュー

大塚家具のお家騒動を彷彿とさせる

7話は、「一代で大企業を築いた親」 vs 「アメリカで経済学と経営学を学んだ娘」の骨肉の争いが繰り広げられました。

この構図。まさに大塚家具のお家騒動!しかもその後の展開まで同じ。(笑)

娘の沙織は、母親であり副社長の美琴を代表の座から引きずり降ろす。
代表権を手に入れた沙織は、友人でありプライベートバンカーでもある岡田の知恵を借り、会社の主力事業「ハナウマハンバーグ」のメニュー価格を一律引き下げ、安さを売りにした店にリニューアル。

一方、母・美琴は代表を降ろされたあと、「ハナウマハンバーグ極」なる新たな店を立ち上げる。コンセプトは沙織たちのプラントとは真逆で、最低価格1600円~最高価格3万円といった高級路線が売り。

初日は行列ができていた「ハナウマハンバーグ」だったが、数日後には閑古鳥が鳴く事態に。
反対に「ハナウマハンバーグ極」は、一躍人気の店になった。

「理屈上手の商い下手」というセリフが出てくるけれど本当にその通りで、商売は経済学や経営学の通りには事が運ばないもの。
大塚家具も、大塚久美子さんがアメリカで学んだ経済学や経営学を過信し、大塚家具のお客様を良く見ていなかったこと、家具業界の市場を把握していなかったことが失敗の原因と言われていますからね。

「安くすれば売れる」という安易な考えは危険。今の時代、どんな商品も「安くてそれなりに良い物」なんていくらでも売ってます。

経営者に必要なのは正しい判断力と責任感

娘・沙織の敗因は、”責任感のなさ”にもあったと思いました。

沙織は経営戦略も資本投資も何もかも、友人でありプライベートバンカーの岡田に全任せ。本人は何一つ頭を使っていなかったわけです。
うん。そりゃああんた、金をちょろまかされても文句言えねぇよ!(笑)

相手を信用することはもちろん大事。
だけどせめて会社の経営方針を考えるときには頭を捻り、大金を投資する時くらいは投資先の情報や手数料や利回りを個人できちんと調べた方がいい。
沙織は「私たちお金持ちだけの話」みたいに言ってましたけど、そんなことない。
私たち庶民の身の回りにも、フラット35を不正に利用した住宅投資のトラブルなんかもあります。
無知な人をカモにするアコギな連中は、金持ちだろうが貧乏人だろうが狙ってくる。

何事も他人任せにするのは危険。

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(8話)

8話 あらすじ

天宮寺アイナグループ社長・天宮寺丈洋(橋爪功)が再び倒れ、一時は危険な状態に陥ったが、その後奇跡的に回復…したはずだったのだが、見舞いに訪れた天宮寺家の面々はがく然とする。
なんと、丈洋は認知症を発症していたのだ。長男・天宮寺努(安井順平)や妻の天宮寺果澄(MEGUMI)たちは、丈洋の認知症の診断が下る前に後継者問題に決着をつけなければと焦り出す。

ところがその矢先、役員会議にて副社長の天宮寺美琴(夏木マリ)が、丈洋が引退の意を示して代表権を美琴に譲りたいと言っていると偽り、努をはじめ役員たちに有無を言わさぬ圧力で社長の座に就こうとする。
しかし、そこへ丈洋がプライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)と共に突如現れ、丈洋は引退どころか天宮寺アイナグループは自分の会社だと主張し、経営に口を出しはじめる。
さらに、人間が変わったかのように乱暴な物言いで反論をする者に次々とクビを言い渡し…。

そんな暴走する丈洋を誰も止められず、美琴は庵野に、何としてでも丈洋に引導を渡すよう指示を出す。

引用元:Tver

8話 感想レビュー

私利私欲にまみれた遺言書争奪戦

社長の丈洋が認知症になったのをいいことに、長男の努夫婦は自分たちにとって都合の良い遺言書を丈洋に書かせる作戦に打って出た。
丈洋の妻・美琴も偽の遺言書を作成し、このままだと努の遺言書の方が有効になってしまうと言って、丈洋に新たな遺言書を書かせようとするが失敗。
しかし美琴は諦めず、次男の昴を使って遺言書を書かせる作戦に出たのだった。

8話は、自分たちにとって都合の良い遺言書を丈洋に書かせようと躍起になるという、まさに欲望にまみれた回でした。
しかも結局のところ丈洋が認知症になったというのは嘘で、全ては家族の本性をあぶり出すための作戦だったというのだから驚きです。

遺言書争奪戦によって丈洋は、天宮寺家の誰も後継者にはふさわしくないと思ってしまったのでした。
長年ともに会社経営してきた妻も、育ててきた子供たちもみんな、会社の存続よりも私利私欲を優先させている姿を見れば当然ですよね。

プライベートバンカー あらすじ&ネタバレ感想レビュー(最終話)

最終話 あらすじ

天宮寺アイナグループ副社長・天宮寺美琴(夏木マリ)と長男・天宮寺努(安井順平)の後継者争いを発端に一族の醜い本性を目の当たりにした社長・天宮寺丈洋(橋爪功)はある決意を固め、プライベートバンカー・庵野甲一(唐沢寿明)に伝える。
そんな中、これまで美琴が不正な地上げで数々の土地を奪い取ってきた事実が公となってしまい、天宮寺アイナグループの株価が急落する事態に!一体誰が漏らしたのか…? 

メインバンクである徳川銀行の常務・南野(宇梶剛士)は、企業の信用が失墜したとして、美琴に行ってきた個人融資の一括返済を通告してくる。さらに、他の銀行も次々と融資の全額返済を要求…その総額はなんと約1000億に!

引用元:Tver

最終話 感想レビュー

私利私欲にまみれた家族を解放する丈洋

公益財団法人を設立した丈洋。丈洋が理事を解任されたあと、後任の理事を任命されたのが庵野だった。
「すべては会社を乗っ取るためにうちに近づいたのか!」と庵野を怒鳴る美琴や子供たち。しかし丈洋は「私が頼んだんだ」と告白する。

「ひと財産築いたせいで、一族の邪な欲望を呼び覚ましてしまった。金を何に使うかではなく、どれだけ増やすか?どれだけ奪うか?際限ない欲望を膨らませていった。このままでは争いはどこまでも続く。
(努を指し)見栄のため。
(果澄を指し)長男の妻というプライドのため。
(昴を指し)馬鹿にされたくないという意地のため。
(沙織を指し)母への対抗意識のため。
(美琴を指し)一族を作り上げたという自意識のため。
欲望は肥大化するいっぽう」

天宮寺一家は、欲にまみれてしまったことで、人として本当に大切なことを忘れてしまったのですね。

そして天宮寺アイナグループを同族経営から脱却させるため、丈洋が会社の次期社長に任命したのは、なんと庵野の助手・久美子!

まさかの展開です。
団子屋を必死に守り抜き、庵野のもとで着実に金融知識を身につけた久美子が適任だと判断したのですね。

財産も残されず、会社の経営からも手を引くように言われてしまった美琴と子供たち。
庵野に弱みを握られている子供たちは、泣く泣く同意書にサイン。
美琴もまた、丈洋に諭され同意書にサイン。

天宮寺アイナグループはこうして天宮寺一家の手から離れることになったのでした。

「もっと稼げればな」と思ううちが幸せ

こうした金持ちのたちのいざこざを散々目の当たりにしてきた庵野が丈洋に言うんですよね。

結局、人の欲というものは満たされないということですね。
一つ満たされればもっと欲しくなる。そうして欲望を満たすことに一生懸命になった結果、他人を欺き、他人から奪い、傷つけてしまう。
他人も自分を傷つけてくるのではないか?と疑心暗鬼になり、誰も信用できなくなって孤独になる。

何事もほどほどが一番良いのかもしれないということを思い知らされました。

みや

みや

新しい体験をするのが好きです。
エンタメも好きです。特にドラマは好きなので感想レビューをどんどん書いてます。
自身のコミュニケーション下手を克服すべく、日々コミュニケーションや人間関係に関する勉強をしています。
内向型のアドバイザーとしても活動中です。 

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