これやってみようかな?
あれやってみようかな?
やってみたい気持ちはある。だけど…
行動を起こしたいのに、なぜか一歩踏み出せなくてズルズル先延ばしに…。
で結局、何か頑張ってる人たちや楽しんでやってる人たちを見て、「いいなぁ」と羨ましがって終わり。
なんで自分は行動できないんだろう…?と悩んでる方いませんか?
それ心のクセが原因かもしれません。
もくじ
行動したくてもできない理由
他人を上か下かジャッジする「心のクセ」
何かやろうと思ってもなかなか行動できないのは、心に何かしらのストッパーがかかっている証拠。
そのストッパーとなにか?
『「自己肯定感低めの人」の人づきあい読本』の中で、心理カウンセラーの山根洋士さんはこう述べています。
(原文抜粋 引用)
人はなにかを見たときに、意識的にも無自覚にも、何らかの判断(ジャッジ)を下しています。そのジャッジには無意識のメンタルノイズが強く影響しています。
たとえば、都内の百貨店で買い物をしている初老のご婦人を見かけると、お金持ちの奥様なのではないかとジャッジします。
郊外のショッピングモールのフードコートで、一人で食事しているご婦人を見かけると、寂しいそうだなとか一人住まいで孤独な人なのかなとジャッジします。
でも、どちらも自分の勝手な想像で、本当のところは聞いてみないとわかりません。どちらも奥様かもしれないし、どちらも孤独な一人住まいかもしれない。
孤独な一人住まいも勝手なジャッジです。ひょっとしたら、熟年離婚して旦那さんの退職金を半分もらって年金暮らし。気楽なおひとり様を楽しんでるかもしれない。
こんな感じで、誰しも周りの人に自分が持ってる勝手なイメージを押し付けて人をジャッジしているのです。
このジャッジの何が問題かというと、他人を見上げたり見下していることも問題ありなのですが、それ以上に、そのジャッジしている目で自分自身を見ているから、自分の行動も縛りつけているのです。
SNSで自己アピールに一生懸命な人をジャッジして見下していると、いざ自分がそれをやりたい、もしくは仕事でやる必要が出てきたときに、「あんなみっともないことを自分がやるの?!」と身動きが取れなくなります。
ブログで自分にとってはつまらない情報をダラダラ発信している人をジャッジして、「あんな下手で内容のない文章は意味がない」と批判していた。すると、いざ自分がブログを書こうとしたときに、最初からうまくかけるわけがないので、「下手で内容のない文章は書けない」と自分で自分を縛りつけてしまうことになるのです。
『「自己肯定感低めの人」の人づきあい読本』(山根洋士)
山根さんいわく、
行動をしようとする時にストッパーがかかる人は、他人を自分の勝手なイメージで自分よりも上か下かジャッジしてしまっているそうです。
人と比べて上とか下とかない
本来は【年収が高いか低いか】とか、【学歴が高いか低いか】とか、【フォロワーが多いか少ないか】なんてどっちでもいいはず。
それなのに人は大人になるにつれて、
どこかの誰かが勝手に作り出した”価値観”に汚染されてしまい、
気づいたら【高い低い】だとか【多い少ない】だとか、そういう他人を見上げたり見下したりする”心のモノサシ”で、まわりの人を見てしまうようになってしまいます。
人を見上げれば、「自分なんかじゃあの人みたいなことはできない…」と思って行動することをためらい、
逆に人を見下せば、「あんなみっともないこと自分はできない!」と、行動することが怖くなってしまうわけです。
他人の価値観ではかるモノサシなんかに振り回されていると、何も出来なくなってしまいます。
人を上下で比べるクセを治す方法
行動したいのにできない人はまず、「自分よりも上か下かで人を見てしまうクセがないか」を確認してみてください。
心のクセを治す方法は、
貧乏ゆすりをするとか、指をかむと言ったクセを治すのと同じように、
クセが出るたびに「あ、自分またクセが出ちゃった。出ないように気を付けよう」と思うように心がけます。
ただし、「クセを出しちゃってダメだろ自分!!」などと、クセを出してしまった自分を否定しないでください。
クセを出してしまう自分、人と比べてしまう自分も受け入れる。受け入れて、「次は気をつけよう」と思う。
「クセが出た!」と気づくたびにやることが大切です。
何度も何度も繰り返してると、次第にどんなタイミングで自分のクセが発動されるのかが分かってきます。
そうしていると不思議なことに、たまーにクセが発動するのを未然に防げることがあります。
クセを未然に防ぐ回数がどんどん増えていって、気づいたらクセがなくなっている。
これがクセを治す方法です。
即席でクセを治すのは無理です。
短くても1年はかかるという気持ちでやってください。
自分のモノサシで世界を見れるようにする
次に自分のモノサシで世界を見れるようにする方法です。
まず自分の持ち物を見回してみてください。
そして一つずつ「好き」か「嫌い」か考えてみましょう。
「流行ってるから好き」
「みんなが良いっていうから好き」
「お店の人にオススメされたから好き」
という他人の感性ではなく、
「このデザインが可愛い・かっこいい・素敵だから好き」
「機能性が高くて使いやすいから好き」
といった自分の感性で好き嫌いを考えてください。
そうやって、自分が何が好きで何が嫌いかということを日々丁寧に確認していると、まわりの価値観に振り回されなくなってきます。
すると次第に”自分のモノサシ”で物事を見ることができるようになりますよ♪
行動したくてもできない理由 まとめ
行動したいけどできないのは、無意識に育ててしまった「人を見上げたり見下すモノサシ」で見てしまう心のクセが原因です。
「こんな下手な文章書いて恥ずかしくないの?」
「バカみたいな写真ばっかり載せて承認欲求のかたまりじゃん」
「よくあの顔であの人にアタックできるよね」
「一人ぼっちでご飯食べてて可哀想」
「自分ではあの人とステータス的に釣り合ってない」
「自分なんかがあの人に声をかけちゃいけない」
こんなふうに、ついつい他人を見下したり見上げてしまっていませんか?
他人を上か下かで判断してしまうクセを治していけば、やりたいと思ったらためたわず、すぐ行動できる人になりますよ♪