海のはじまり ネタバレ!1話から感想レビュー

2022年に社会現象を巻き起こしたドラマ「silent」のスタッフが再び集結!主演は目黒蓮。
月9ドラマ「海のはじまり」各話ネタバレ感想レビューを随時更新していきます!

【脚本】 生方美久
【プロデュース】 村瀬健
【演出】 風間太樹、髙野舞、ジョン・ウンヒ

【出演】目黒蓮、有村架純、泉谷星奈(子役)、古川琴音、大竹しのぶ 他

海のはじまり ネタバレ!感想レビュー(1話)

「silent」スタッフ再び集結!実力派キャストとともにつくる新たな「月9」

この月9ドラマ「海のはじまり」最大の注目は、何と言っても、【脚本・生方美久さん】×【演出・風間太樹さん】×【プロデュース・村瀬健さん】の「silent」チームによる制作と、「silent」で佐倉役を好演した目黒蓮さん主演ということだろう。

まず、主演の目黒蓮さん含め、キャスティングが最高すぎる!

目黒蓮さん演じる月岡夏の現恋人・百瀬弥生役に有村架純さん。
亡くなってしまう夏の元恋人・南雲水季役には、4月期ドラマ『アクマゲーム』でヒロインを演じるなど、最近注目を浴びている古川琴音さん。
水季の子・海役には、今回のようにチーム「silent」が集結して制作されたドラマ『いちばんすきな花』で、今田美桜演じる深雪夜々の子供時代を演じた泉谷星奈ちゃんが再び抜擢!
そして、水季の母・朱音役は、言わずと知れた実力派俳優・大竹しのぶさんが演じます。

さらに、池松壮亮さんや木戸大望さんなど、実力のあるキャストが脇を固める。

「silent」と共通する2つの要素

そして、この「海のはじまり」は、「silent」の醍醐味がたくさん引き継がれているので、最高のドラマになる予感がビンビンします!

「silent」と共通する部分は2つ。
1つは、好きな人に迷惑をかけないように「隠し事」をしていたこと。
もう1つは、時を経てその「隠し事」を相手が知ってしまったこと。

「silent」では、自分が聴力を失う病を患っていると知った目黒蓮が、彼女である川口春奈に迷惑をかけたくなくて、「好きな人がいるから別れてほしい」と告げます。それから時を経て、ある時偶然にも東京の駅で再開した二人。川口春奈は目黒蓮が耳が聞こえなくなってしまった事実を知り…という展開でした。


そして今回の「海のはじまり」では、水季が妊娠したことを夏に伝え、「堕胎同意書」にサインしてもらったものの、やはり水季は子供を堕ろすことはできませんでした。
(恐らく)子供を産み育てるため、夏に黙って大学を中退した水季。それを知った夏が水季にすぐ電話をかける。
すると水季は「別れてください。夏君より好きな人できちゃった。その人のこと夏君より好きで、ずっと一緒にいたいんだよね。夏君よりずっと」と夏に告げます。
この「夏君より好きな人」って絶対におなかの子供のこと。水季はきっと夏の人生に迷惑をかけたくなくて、1人で産み育てる決意をしたのだと思う。
そして6年の時を経て水季が亡くなり、あの時堕ろしたはずだった子を水季が産み育てていた事実を夏は知るところとなるのです。

夏の家に訪れる海ちゃん

海が自分の子供だと知り呆然としていた夏の家に、急に海が訪れます。
「なんでここ知ってるの?」と夏が尋ねると、「ママと来たことあるから」と告げる海。
ママと来たことある…?

葬儀の時に夏が海に見せていた過去の動画。それは夏と水季が交際していた時、海でのデートの際に撮ったものでした。その動画の中では、水季が「海だーい好き!うみー大好きだよー!」と思いっきり叫んでいる。
画面の中で楽しそうにはしゃぐ水季を楽しそうに観ている海。

泣く―!!!!これは泣くよ。

「海もママ大好き」って…。辛い…。

そして夏に向かって海が言います。「夏君は海のパパなんでしょ?」「夏君のパパ、いつはじまるの?」と。

生方さんの脚本

あと余談ですが、『silent』や『いちばんすきな花』の時には、脚本・生方さんが書く独特のセリフ回しが、かなり気になっていたのですが、今回の『海のはじまり』では、ほぼ気にならなくなっていたのも良かった!

今までの生方さんの書くセリフ回しってたとえばこんな感じ。

「そうだよね。そう。そうなんだよ。そういうことなんだよ」
「大根?大根って、あの、お味噌汁とかに入れる、あの大根?」
「分かるよ。うん。分かる。分かるからだよ。分かるから、今は、ね、ちょっと距離、置かない?って」

「あれ、なんででなんだろうね。許せないよね。ああいうことしてさ」

実際のセリフではないです。あくまでも雰囲気。でもニュアンスはこんな感じ。
分かる人には分かるはず!

登場人物のうち、1人が上のような喋り方なら違和感がないんですけど、主要キャスト全員、上のような喋り方なので、かなり気になっていました。
なので『海のはじまり』で、そこが気にならなくなったのはとっても嬉しい変化!

なんにしても次回が楽しみです♪

海のはじまり ネタバレ!感想レビュー(2話)

弥生と朱音の静かな怖さ

2話では、弥生と朱音が、動揺している夏に対して、静かに言葉で刺す姿がリアルだった。

〇夏が弥生に、海が自分の実の子であることを告げ、「こうなったのは、しょうがないことかもしれないけど、あの子のことちゃんと考えようって…」と言う夏の言葉に対して、「考えるって?父親になるかならないかってこと?認知するってこと?」と、刺すようなトーンで言い放つ。

〇海が夏に会いたいと言ってきかないので、喫茶店に夏を呼び出した朱音。そこで朱音が問う。
朱音「海、夫と近くの公園で遊んでます。どうします?」
夏「どうって…?」
朱音「海が会いたいって言ってて」
夏「なんで…?」
この夏の「なんで…?」という言葉を聞いた朱音は、呆れたように軽いため息をつき、にこやかに「なんでですかね」という言葉を夏に刺す。

どうしていいか分からず、混乱する夏の気持ちになってドラマを観ていると、まるで自分が詰められてるみたいで、息を飲んでしまう。
2話では夏は何度も「ごめん」とか「すみません」とか、弥生と朱音に謝ってばかりいるのも印象的だ。

弥生の過去

また、話の後半で弥生が昔、人工中絶をしていた過去があることが明らかにされる。
それを知ってから、夏が弥生に「当時、水季が妊娠していたことを知っていた」ことと、「人工中絶同意書にサインしたから、堕ろしたものだと思っていた」ことを告白したシーンを観返すと、心が苦しくなる。

夏「正直ホッとした。ずっと自分が殺したんだって思ってたから」
弥生「殺したなんてことは…」
夏「あるよ」
弥生「その頃まだ20歳とかでしょ。そういう選択するの珍しいことじゃないと思うし、悪いことじゃないと思…」
夏「歳とか関係ないし、自分の意志で同意したし。もっと話し合えばよかったって。もっとできること考えてれば一緒に育てる事だって…」


リアルタイムで観てると、「夏の実直な思いを受け入れたいのに、海ちゃんの存在を受け入れられない」葛藤に弥生は耐え切れず、思わずトイレで泣いてしまったのだと思っていた。
でも、弥生の過去を知ってからこのシーンを観返すと、夏の言葉一つ一つが、堕胎経験のある弥生の心をえぐっている…。

夏に会いたがる海ちゃん

そしてなんと言っても、海ちゃんが夏に会いたがってる姿が愛おしすぎる!

朱音に「黙って勝手にどこかに言っちゃダメ」と言われた海ちゃんは、後日「(鳩サブレ)夏くんも好きかな~」と言って鳩サブレを持って「お出かけしてきます!」と朱音に申告して、夏の元に向かおうとします。
そういうことじゃないのよ~!笑。と思いながらも、夏に会いたいという気持ちに真っすぐな姿が本当に可愛い!
朱音が夏を喫茶店に呼び出したものの、海ちゃんが来る前に夏が帰ってしまい、一人残っていた朱音に対して「夏くんは?」と言った時の悲しそうな顔…。
話の最後で、海に会うため朱音の家に来た夏。水季の仏壇前に座っている夏の姿を見た海ちゃんが、立ち尽くした後、駆け寄って夏に抱くシーンは、もう「良かったね~」という感想しか出てこなかった。

海のはじまり ネタバレ!感想レビュー(3話)

気持ちの整理がつかない人たち

3話では、色んな人の気持ちがぶつかりつつも次第にほどけていく。

個人的に3話で印象に残っているシーンは、津野さんが夏に対して「すぐ謝んないでください。意地悪してる気になって気分悪いんで」と言い放つところ。
というのも、1話から色んな人に謝罪しまくる夏に、いい加減だれか「謝るのやめてください」って言わないかな?と思っていたのだ。3話にしてやっと津野さんが言った!小さな伏線が回収されたくらいスッキリ!

それから同じシーンで、津野さんが夏に対してひたすら冷たい態度を取り続けた後、「すみません感じ悪くて。そちらもそうだと思いますけど、まだ感情がぐちゃぐちゃで。別に怒ってないんですけど、イライラした感じになっちゃって」と言って、最後は津野さんが夏に謝るところが、とっても生方さんっぽい脚本だなと感じた。

生方さんっぽいっていうのは【主要キャラに嫌な奴が一人もいない】ってこと。
たとえ意見が対立したり、一時的な感情で八つ当たりしてしまっても、最後にはきちんと「あの時の自分はどうかしていた。ごめんなさい」と相手に謝れる人しかいない。だからどのドラマも後味がいい。

夏と海ちゃん

もう一つ印象に残ってるシーンは、夏と海ちゃんが二人で海辺で話すシーン。
「パパいつはじまるのって聞いてくれたけど、はじめてほしいってこと?パパになってほしいってこと?」
「うううん。夏くん、パパやらなくていいよ!でも、いなくならないで…。ママとパパ一人ずつしかいないから、だからいなくならないで」
「パパだから、いなくならないでほしいけど、パパやらないでいいってこと?」
「うん」

というシーンでジーンとしてからの、

「ごめん…、パパやるって、なに?」
「わかぁんない…」

には、ちょっと笑ってしまった。
たしかにパパやるってなんだろう?

あとは弥生が、夏と海ちゃんに対して疎外感を感じる描写がしんどかった。
血のつながりだけが親子じゃない。そう思っていても、海ちゃんが「夏を見る目」と「弥生を見る目」は違うわけで…。
さらに海辺のシーンで、夏と海ちゃん二人の関係がより深くなってしまったら…。

海のはじまり ネタバレ!感想レビュー(4話)

「産む決意」と「堕ろす決断」

4話は、未婚で妊娠した水季と弥生、二人が葛藤する様子が描かれていました。
印象的だったのは、二人の境遇が真逆だったこと。
水季はもともと堕ろすつもりでいたものの、夏や両親といったまわりの人たちが、「産まないの?本当にそれでいいの?」と、出産することにわりと前向き。
一方で弥生はもともと産むつもりでいたものの、彼や弥生の母親は「まさか産まないよね?無理だから」と、出産することに否定的だった。

周囲の気持ちを汲んで、自分の気持ち押し殺してしまった弥生が、ずーっと堕胎したことを後悔している様子を見ると、やはり、「自分がどうしたいのか」自身の心に問いかけることって大事なんだな。

相手の気持ちを想像しすぎるより、自分の気持ちを大切に

夏の気持ちを想像しすぎて、どうしても夏からの連絡に返信できない弥生。弥生から返信が来なくてウジウジしている夏。そんな二人を見かねて、海ちゃんが弥生に電話をかけるシーンが泣ける。

海  「ケンカしたの?」
弥生「してないよ」
海 「夏くんが悪いこと言ったの?」
弥生「ううん。違うよ。私がね、悪口言っちゃったの。それで傷ついてるんじゃないかな。会えなくて寂しいとかじゃないと思うよ
海 「夏くん、好き?
弥生「うん。好きだよ
海 「海も!」
弥生「そっか、一緒だね」
海 「じゃあまた、3人で遊ぼう」
弥生「うーん、どうかな」
海 「ママじゃないからダメなの?弥生ちゃん、海のままじゃないから夏くんと一緒にいれないの?海のせい?
弥生「ちがうよ。海ちゃんはなんにも悪くない
海 「弥生ちゃん悪くないって、夏くん言ってたよ。誰も悪くないのに、みんな好きなのに、夏くんと一緒にいちゃダメなの?
弥生「そうだよね。そういうことじゃないのに。自分が許せないなんてね。そのまま、自分だけその気持ち持ってればいいだけだよね」

相手の気持ちは相手にしか分からない。
そんな当たり前のことを忘れて、「相手はこう思うんじゃないかな…?」という想像を、まるで現実のように捉えてしまう弥生に、『自分が「好き」「会いたい」「一緒にいたい」「話したい」と思う気持ちを大切にしよう』と、海ちゃんが教えてくれたみたいで、弥生と同じ思考タイプの僕はハッとさせられて泣いた。

大人になると、シンプルなことを複雑に複雑に考え過ぎちゃうから、海ちゃんの無垢な言葉が染みます。

海のはじまり 5話予告

散歩ライターみや

散歩ライターみや

散歩する中で新しい発見をするのが好き。
■散歩ライター■HSS型HSP内向型アドバイザー 

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

2 件のコメント

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です