もくじ
自己理解プログラムは怪しい?
自己理解プログラムを知った経緯
僕が「自己理解プログラム」を知ったのはYouTubeでした。
おすすめで出てきた「八木仁平の自己理解チャンネル」を何気なく観てみたら、八木さんのもとへ相談に来る方々がことごとく僕と重なるのです。
相談者を通して、まるで自分がダメ出しを食らってるような感覚になりました。
八木さんは動画の中でよくこんなことを言っています。
「やりたくないことで人生終わらせていいんですか?」
「やりたいことやりまくってる人生送りたいんですよね?」
「やりたいことやってると、色んな人からめちゃくちゃ嫌われます」
「でもその代わり、自分がやってる好きなことに共感してくれる人が集まってきますよ」
やりたいことやって生きたい!!!
八木さんの言葉に打たれ、
八木さんの著書『世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方』も購読。
本やYouTubeだけでは「やりたいこと」が見つかった気がしない…。
そこで八木さんが作り上げた『自己理解プログラム』の受講を決意します。
無料カウンセリングをなかなか受けられない
YouTubeや本によって、『自己理解プログラム』を受けたいという方が急増しているのか、無料カウンセリングの予約画面を開いても、1か月まるまる受付終了。
受講したいと思ったのが2024年1月でしたが、結局無料カウンセリングの枠をなんとか確保できたのが2024年5月。
およそ4カ月かかってようやく無料カウンセリングを受けることができました。
無料カウンセリング
およそ1時間の「無料カウンセリング」を受けた後、受講の意志がある人のみ、くわしい内容確認や注意事項説明を受けることができます。
ちなみに無料カウンセリングの内容は、『自己理解』を自分でなんとなくやってきたかどうかでちょっと変わるみたいです。
「大事」「得意」「好き」を導き出しておらず、そもそも八木さんの著書もYouTubeもあまり見てないという方には、軽いコーチングセッションをしたり、自己理解について説明してくれるようです。
僕はあらかじめ八木さんの著書やYouTubeを一通り見ており、LINE特典である「自己理解のための質問」に答えて「大事」「得意」「好き」をざっくり導き出していたためか、「自己理解プログラムを受けてどんな自分になりたいですか?」のような質問しかされなかったです。
自己理解についての説明も「本を読んでいるのでお分かりですよね~」という感じでだいぶあっさりしていました。
だいたい30分~40分程度で終了した記憶です。
「受講の意志」がある者だけが先の説明を受けられる
カウンセリングを受けると、「この時点で受講の意志はありますか?」と確認されます。
僕はもちろん「あります!」と答えました。
受講の意志があると答えると動画を観させられます。
その動画では、八木さんが一人で『自己理解プログラムについて』をお話してくれています。
およそ20分程だったと思います。
自己理解プログラムを受けたことで、やりたいことが見つかり、人生が好転した人の体験談が紹介されたりします。
また、この説明を聞いて、個人的に初めて知ったことがいくつかありました。
★自己理解プログラムで使用するワークは、受講期間が終了すると閲覧することができなくなる。
★専属自己理解コーチがつくが、コーチングセッションは全12回。
★また、コーチングセッションの時間は初回のみ1時間。残り11回は各回30分。
★コーチに、自己理解ワークがどこまで進んだか毎日LINEで報告する。
★コーチは、LINEの返信を72時間以内に返信する。
★自己理解プログラムで「やりたいこと」が見つかることは保証できない。
★申し込みはこの動画を観終わったあとしかできない。
★再度申し込みたい場合は、もう一度無料カウンセリングを受けなくてはならない。
★再度無料カウンセリングを受ける際は、はじめての人優先のため、2回目以降の人は予約が取りにくくなる。
★33万円という値段も今だけの価格。今後変わる可能性がある。
一旦「受講するかどうか」を、持ち帰って考えることはできない
八木さんが、「『自己理解プログラム』は、あなたの「やりたいこと」を見つけることを保証するものではない」というような話をしているのを聞いて、申し込みをするかどうか悩みました。
しかし
「申し込みするかどうか」を一旦持ち帰って考えることはできない決まりになっています。
しかも一旦持ち帰ったあとで「やっぱり申し込みをする!」と決意したとしても、もう一度無料カウンセリングを受けないといけないのです。
今回無料カウンセリングを受けるまでに4か月かかったというのに。また頑張って予約を取らなくてはいけないなんて、正直面倒くさい。
しかも2回目以降の場合は、初めての時よりも予約がさらに取りにくくなるとの話でした。
いったい申し込みできるのはいつになっちゃうのかな…?
それに八木さんは、「自己理解プログラムの価格は突然変わってしまう可能性があります」と、今後さらにプログラムの価格が上がる可能性を示唆してきます。(今でさえ3か月33万円と高額なのに)
持ち帰って冷静に考えたいけど、それができない状況。
そんな時、コーチからこんなふうに声をかけられます。
「一旦申し込んで、もし嫌だったら30日以内に解約すればいいんじゃないですか?」
そうです。自己理解プログラムには、「30日以内に解約すれば無条件で返金」というありがたい制度があります。
たしかに…。もし嫌だったら返金すればいいか…!
僕の思考は完全に八木さんの思惑にハマっていました。(笑)
集客→販売のやり方が、怪しい情報商材屋と同じだから怪しい
厳しい条件でも見込み客の成約率を上げるために必要になるのは、まず見込み客への教育です。
八木さんはYouTubeや本で、自己理解プログラムを受ければ「やりたいこと探しが終わります」「やりたいことがわかれば最高の人生になります」というような話をたくさんされています。
僕もそれを見て、「自己理解プログラムを受けてやりたいこと探しを終わらせて、これだ!という一つのことに集中して生きたい!」と思ったわけです。(笑)
次に「煽り」と「ハードル下げ」が大事。
「価格が上がるの可能性」や「もう一度無料カウンセリングを予約して受けなくてはいけない手間」で煽り、「返金制度」の設定で申し込みへのハードルを下げます。
マーケティングを勉強したことがある方ならお分かりだと思います。
この、商品を購入させるまでの一連の流れ、「買わせる方法」の超定番です。(笑)
中身スッカスカの情報商材を売る時や、マルチの勧誘する時にも使われる方法。
脅して無理やり買わせるわけじゃないけど、結果的には見込み客に対して心理的に「買わないといけない」と思い込ませて買わせているわけです。
僕は過去に「ラクして稼げる」系の情報商材屋に、この手法で騙された経験があります。
この商法が「自己理解プログラム」を怪しいと思わせている要因の一つになっているような気がします。
徹底的なコスト削減が怪しさを生んでいる?
これはあくまでも想像です。
八木さんはおそらく、「自己理解プログラム購入窓口」を設置するコストや手間を省きたいのだと思います。
見込み客の「やるかやらないか一旦持ち帰って考えます」ということを許してしまうと、今度は「申し込みを受け付けるだけの窓口」が必要になってくる恐れがありますからね。
もちろん無料カウンセリングをしてくれたコーチが、再度申し込み受付をすればいいんでしょうけど。でもわざわざ申し込みのための時間をとられるのは、コーチたちにとっても手間もかかるし嫌でしょう。
ここで普通だったら「コストをかけても申し込みの専門窓口を設けよう」という発想になると思うのですが、八木さんは違います。
申し込みを受けるだけの場所も人も用意したくない。(のだと思います。)
現に八木さんが代表取締役を務める『株式会社ジコリカイ』の登記書を見ると、記載されている住所はバーチャルオフィスのようでした。つまり会社としての事務所や拠点はないわけです。
さらに自己理解コーチたちの募集要項を見てみます。自己理解コーチは業務委託で募集されています。
つまり社員として雇い入れるわけではありません。
これらのことから八木さんは、「事務所」や「人材」といったコストを徹底的に削減したいのだと考えられます。
自己理解プログラムは怪しい?
受講するまでの流れを振り返ってみました。
自己理解プログラムは怪しいと思われる理由はその集客方法にあると思われます。
そして、若干不審に思いながらも自己理解プログラムを受けてみることにした僕。
はたしてその内容は33万円という価格に見合っていたのかなど、別の機会にブログに書いていこうと思います。