【アンサンブル】 ドラマあらすじ ネタバレ感想レビュー! 1話~全話

脚本 國吉咲貴、諸橋隼人、ニシオカ・ト・ニール
演出河合勇人
 キャスト  川口春奈、松村北斗、長濱ねる、田中圭、板谷由夏 ほか
放送局日本テレビ
放送開始日2025年1月18日(土)
放送時間22時~

注目ポイント!

今作の主演を務めるのは、最近主演が相次ぐ川口春奈さん。
また、相手役には松村北斗さんが抜擢!
さらに、川口さんの元カレ役には田中圭さんが起用されるなど、今旬の人気俳優が勢ぞろい!

「リーガルラブストーリー」というテーマのもと、一体どんなドラマになっていくのでしょうか?

この記事では、ドラマ『アンサンブル』の各話あらすじの紹介と、ネタバレを含む感想レビューをしていきます!

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(1話)

1話あらすじ

コスパタイパを重視する人気の女性弁護士・小山瀬奈(川口春奈)。
ある日瀬奈のもとに「婚約破棄」のトラブルに関する弁護依頼が舞い込む。

クライアント・光永有彩(森迫永依)の話によると、
先日、有彩の両親と、有彩の交際相手・二瓶隆也(中尾明慶)との顔合わせをしていたのだが、その最中、隆也が突然逃げ出してしまったらしい。
有彩は隆也に対して「慰謝料を請求したい」と瀬奈に言うのだが、有彩も何か秘密を抱えているようで…?

有彩の話を聞いた瀬奈は、過去の出来事を思い出していた。
それは8年前の学生時代のこと。
瀬奈は学校の先輩である宇井修也(田中圭)と5年間交際していた。
ところが、いつからか修也の態度が徐々に変化していく。
そしてある日、ついに修也と連絡が取れなくなってしまった。
急いで彼の部屋に向かった瀬奈だったが、すでにそこはもぬけの殻だった…

有彩と自身の経験を重ねる瀬奈は、さっそく顔合わせが行われた結婚式場へと向かうことに。
そこで隆也側の弁護を務める、新人弁護士・真戸原優(松村北斗)と出会う

引用元:Tver

1話 感想レビュー

まず率直な感想としては、「想像していたよりも数倍面白い!」ということ。

松村北斗はピュア男子がよく似合う

川口春奈さん演じる瀬奈は、<見た目の華やかさがフューチャーされる弁護士で、仕事はできるがプライベートは無頓着なアラサー女子。過去のトラウマから恋愛にも興味を持てずにいて…>というもので、ここ最近川口さんが演じてこられた役どころとだいぶ近いキャラ設定。
正直に言葉を選ばすに言えば、既視感しかなかったです。

序盤は「やっぱりなんか観たことあるな~」という気持ちで観ていたのですが、松村北斗さんが出てきてから空気が変わった気がします。

松村さん演じる優は、<弁護士という仕事に理想を持っている、28歳の新人弁護士。性格は明るくフワフワしているが、信念を持っている>というキャラクター。
うん、よく見る構図。しかし、今回いつもと違うなと感じたポイントは、「ぎゃーぎゃー言い合い」にならないということ。

たとえばこれまで川口さんが主演してきた作品だと、『着飾る恋には理由があって』(TBS系)では横浜流星さんと激しく言い合うシーンがあり、『9ボーダー』(TBS系)では姉妹間で激しい言い合いがありました。
どちらの作品も、「仕事ができる女性」というのが川口さんの役どころで、今作と重なります。

しかし、今回の川口さんはだいぶ冷静。もちろん、作中でお互いの意見が食い違うシーンはあります。
だけどそれは、「納得できない!」「なんでわかんないの!コイツ!」のような幼稚な言い争いではないんですよ。なんというか、自分の意見を伝え合って、きちんと相手の意見も聞いているというか。

たぶん、お互い意見を言い合ってもケンカみたいにならないのは、松村さん演じる優が「かわいい性格」だからだと思うんですよね。
だってもし、業界に入って間もない新人が、先輩の自分に意見してきたらイラっとするもの。(笑)

だけどきっと優のような無邪気でかわいい感じの人に言われると、そんなにイラっとはしないんだろうなと思うんですよ。マウントを取ろうとか、そういう邪心を感じないからなのかな?
純粋な意見として聞きたくなっちゃうと思うんです。

瀬奈の耳を塞ぐ優にキュン!真戸原優の沼へようこそ

8年前、瀬奈の前から急にいなくなった元カレ・修也。瀬奈が修也の部屋に行くと、そこはすでにすっからかん。部屋の外で鳴り響く踏切の音だけがやけにうるさくて…。その日以来、瀬奈にとって踏切の音は”絶望の音”に変わってしまった…。
失恋のショックで踏切の音が聞けなくなるなんてことある?という感情は一旦置いておこう。これはドラマだ。しかしラストシーンで、なぜ(無理くり)踏切の音をトラウマにしたのか、その理由がわかる。

裁判の打ち上げで優と飲んでいた瀬奈。その帰り道、ならんで歩く瀬奈と優。ふいに鳴り響く踏切の音。咄嗟にイヤホンをつけようとした瀬奈だったが、あやまってイヤホンを落としてしまう。転がったイヤホンに瀬奈が「あ…」と思った刹那、優が瀬奈の耳をふさぐ ーー。

おいおいおい!!やばいやばいやばい!!
なんだこのシーンは!え、耳を塞ぐってなにごと?!!

このとんでもなキュンシーンを演出するための、踏切の音トラウマだったのか…。
なんてこった。松村さんファンのみならず、男性含め視聴者全員がもれなく松村さんにときめいたぞ。

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(2話)

2話あらすじ

元恋人・宇井(田中圭)との再会に心揺れる瀬奈(川口春奈)は、同じ弁護士事務所に入所してきた真戸原(松村北斗)と共に、「10年前の浮気」訴訟に挑む。
失恋の過去に苦しむ瀬奈を真戸原は救えるのか!?

引用元:Tver

2話 感想レビュー

★真戸原沼にズブズブハマっていく…

2話でも、とにかく笑顔でぴょんぴょんしている優(松村北斗)。ちょっと強引だし我が強いところもあるけど憎めない。そして、時折みせる真剣な顔と図星を突く発言にハッとさせらる。沼だこれは。

瀬奈は修也(田中圭)とレストランで食事をとっていた。そこで実は、修也には妻子がいることを知ってしまった瀬奈。思わず雨の中レストランを飛び出した瀬奈は、途方もなくさ迷い歩いていた。すると、そこになぜか現れる優。「心配になって…」と言って瀬奈の手をゆっくり握る優…。
わっ!手握るんだ?!これはもう完全に優の沼に瀬奈は落ちてしまうよ。

その後なぜか、服が雨に濡れた状態にも関わらず、スケートリンクに瀬奈を引っ張り出す優。その強引さはちょっとよくわからん。体動かせば嫌なこと忘れるよ的なことなのかな?
もし二人が付き合ったら、「ねぇ!今から遊園地いこうよ!」「え~今から~?」「行こう!」「も~わかったよ~」と言ってるふたりの未来が想像できるわ。

★田中圭の憎めなさは罪

そして気になるのは元カレ・修也(田中圭)の存在。
久しぶりに再会した元カノ・瀬奈を食事に誘ったりして、修也はいったいどういうつもりなんだい?ただの冷やかしだったら許さんぞ!

でももしかしたら、修也は無理やり今の妻と一緒にさせられて、連れ子を自分の子どもとして育てさせられているんじゃ…。本当は瀬奈のことを今も好きなんじゃ…。なんていう気持ちにさせる田中圭の憎めなさ。罪です。

しかも修也ってば、ちゃっかり瀬奈の母親と電話しているし。やはり修也が瀬奈と別れたのは、なにか事情がありそうなのも気になりますね。

『アンサンブル』あらすじ&感想レビュー(3話)

3話 あらすじ

宇井(田中圭)との過去に区切りをつけた瀬奈(川口春奈)と真戸原(松村北斗)は、互いをデートに誘いたいが自信がない。宇井の娘を預かった瀬奈と妹のストーカーに悩む真戸原の初デートは失敗寸前で…。

引用元:Tver

3話 感想レビュー

いつ相談者がやってくるんだろう?いつ裁判は始まるんだろう?そう思っていたら、いっさい弁護士の仕事も裁判もしないで3話が終わってしまった。

あまりの衝撃。思わずSNSで他の視聴者の反応を見にいってしまった。

うん。やっぱり「裁判しないんかい!」というツッコミが多数ありました。

リーガルドラマと謳っているからって、毎話裁判しなくてはいけないわけではないですからね。
そういう切り口で視聴者を裏切ってくるとは…。

予告を見た限りでは次回4話も裁判はやらなそうだ。『アンサンブル』は完全に同僚と元カレの間で揺れ動く恋愛ドラマになる模様。

弁護士設定いらんやろ!

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(4話)

4話 あらすじ

互いの想いを知った瀬奈(川口春奈)と真戸原(松村北斗)に告白の時が訪れる。しかし、真戸原のトラウマが邪魔をして…宇井(田中圭)の1泊仕事に同行した瀬奈は、彼が8年前に消えた「真相」を聞く。

引用元:Tver

4話 感想レビュー

ベタなラブストーリー

「リーガルラブストリー」という触れ込みはなかったことになっているのか、完全にベタなラブストーリーにシフトチェンジしたようですね。いや、そもそも構成段階から法廷シーンは2話までと決まっていたのかもしれない。

いずれにしても、ここから先はベタなラブストーリーを楽しむスタンスで鑑賞した方が良さそうです。

恋仲になりそうなのになかなかならない瀬奈と真戸原。
お互い意識していることは明確なのに、真戸原のトラウマが邪魔をします。作中ではまだ明確に示されていませんが、幼少期に実の母親に捨てられた真戸原は、そのトラウマから踏み込んだ恋愛ができないらしい。

瀬奈も修也のせいで恋愛にトラウマを抱えているので、二人とも恋愛に踏み込むことを恐れているという構図。そしてそんな煮え切らない二人のもとに、かつての恋人たちが寄って来てしまう。

真戸原の方には、いまだに「私たちって付き合ってるよね?」と言って彼女面をしてくる、実に厄介な元カノ(横田真悠)がすり寄って来てしまう。

瀬奈の方はもちろん修也(田中圭)である。
修也は、娘の咲良が実は亡くなった兄の子供であると打ち明ける。
シングルファーザーだった修也の兄は7年前、まだ幼い咲良を残して急に亡くなってしまった。行き場のない咲良を引き取ったのが弟である修也だった。修也は瀬奈に迷惑をかけたくないという想いから、理由も言わずに別れを切り出した。というのが事の真相だったのだ。

すべての事情を打ち明けた修也は、その流れで瀬奈にプロポーズする。

元恋人に迫られる瀬奈と真戸原ははたしてどんな決断を下すのか?

ラブストーリーとしては実にベタベタな展開。でもそういうものとして観れば楽しめる。
ここからは4人の恋の行方を見守っていこう。

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(5話)

5話 あらすじ

元恋人・宇井(田中圭)の告白に戸惑う瀬奈(川口春奈)は、元カノ・可奈子(横田真悠)と別れ切れない真戸原(松村北斗)の気持ちを確かめたいと思う。
そんな中「事実婚の証明」という難しい案件で二人はもめてしまう。

引用元:Tver

5話 感想レビュー

久々の法廷シーンだったけど…

久々に訴訟依頼を受ける瀬奈たち。リーガルドラマとして本腰を入れるか?と思いきや、自分たちの恋に大忙しで依頼人の訴訟がおざなりに。

1話と2話では、勝つために下調べをしたり、難しい案件だと思ったら依頼人の気持ちが晴れるような和解案を提案したりと、曲がりなりにもリーガルドラマの体を保っていた。しかし今回はそういった部分がほとんど描かれず。「事実婚の証明」に奮闘することもなくあっさり裁判に負けて終わってしまった。

あまりの後味の悪さにSNSを覗いてみると、同じように嘆いているつぶやきが散見された。

ツッコミどころ満載の展開


まず、登場人物たちがそれぞれの場所を把握しすぎていて恐ろしい。

例えば、裁判で負けて落ち込んだ瀬奈はどこぞのベンチに座って黄昏ていた。そこへ宇井がやってきて、線香花火をやろうと言い出す。さらに、線香花火を楽しむ二人のもとへ真戸原もやってくる。

なぜ宇井も真戸原も瀬奈がそこにいるとわかったのだろうか?

ラストシーンでは瀬奈と真戸原が急にどこかに向かって駆け出すシーンがあった。
瀬奈も真戸原もお互いのもとへ向かおうと駆け出しているのだが、視聴者からすれば「急に走り出してどこに向かってるの…?」と困惑ものである。

走馬灯のように二人の回想シーンが流れる。走る姿がスローモーション映像。劇的なシーン演出。でもどこへ向かっている??

行き着いた先は踏切だった。真戸原が瀬奈の耳を塞いだあの踏切。すごい。すごい偶然だ。真戸原が瀬奈にこっそりGPSでもつけていない限りありえないくらいの偶然。

二人を踏切で出くわせたのには理由があって、それは瀬奈が抱えていた踏切のトラウマを真戸原が克服させたという演出をしたかったからである。と思う。
しかしよくよく考えると、宇井に裏切られたショックで踏切の音がトラウマになったわけなのだから、宇井が別れを切り出した理由を知った今、瀬奈が踏切の音を克服できていても不思議じゃないとも思うのだが。

ま、いずれにせよ二人はお互いにトラウマを克服し合い、晴れて付き合うことになった。とはいってもまだ5話だ。5話で付き合ってしまったらここから先どう展開していくのだろうか?

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(6話)

6話 あらすじ

付き合い始めた瀬奈(川口春奈)と真戸原(松村北斗)だが、交際を周囲に言うか言わないかで意見が割れる。母からも大反対される中、「社内恋愛のもつれ」からくる弁護案件がきて、二人は険悪に。
引用元:Tver

6話 感想レビュー

瀬奈と真戸原のためにある裁判

このドラマはツッコミどころが多分にある。今回の裁判依頼がいい例だ。

まず瀬奈と真戸原は付き合い始めたものの、瀬奈は職場の人たちに交際していることを明かしたくないと言う。反対に真戸原は交際していることを周囲の人たちに言いたいらしい。

そんな二人のもとに来た依頼が「職場恋愛」のもつれだった。依頼人の女性いわく、社内恋愛を職場にバレたくなかったのに、交際相手である男性社員に関係がバラされてしまったので訴えたいのだという。

まさに瀬奈と真戸原と同じだ。偶然にもほどがあるだろ!という案件内容。
SNSでも同様の意見が見受けられた。

二人の問題を解決するために裁判が存在しているため、その内容が非常に薄い。
毎回そうなのだが、真戸原が感情論で諭せばたいてい原告も被告も簡単に心を入れ替える。

今回も、「彼女は他に付き合っている男がいて、そいつに俺との関係がバレたくなくて交際を隠していたんだ!」と思い込んでいた被告の男性社員に、真戸原が「そうして彼女が社内恋愛していることをバレたくないと思ったかわかりますか?あなたとの同僚に関係を知られて職場の雰囲気がギクシャクするのがイヤだったからです」と諭したらあっさり納得してしまった。

裁判なんて起こす前に一旦話し合いなさいよと言いたくなってしまう。

Xのタイムラインはツッコミで溢れていた。

瀬奈ママの毒親設定

今作において脅威の存在といえば、真戸原の元カノと瀬奈ママだろう。
瀬奈ママはどうして瀬奈に干渉してくるのだろうか?

なぜか瀬奈のこと振って精神的に追い詰めた、子持ち社長の宇井を結婚相手に推す瀬奈ママ。真戸原との交際を反対する意味もよくわからない。

「私も親の反対を押し切って結婚したけど、結局離婚した」と瀬奈に語っていた瀬奈ママだけど、真戸原の何がいけないのだろうか?弁護士だし、酒やギャンブルに溺れているわけでもないし。なんなら、亡くなった兄の子どもを養っている宇井よりも結婚相手としては好条件では?

母親が過干渉という設定を入れ込みたいだけなのでは?と思わず疑ってしまう。
もし宇井を勧めるハッキリとした理由がないのなら、瀬奈ママの奇行としか思えない。

宇井がいきなり瀬奈の勤める事務所にやってくる

このドラマの面白いところは、なにもかも都合がよすぎるところだ。

今回は、”たまたま”瀬奈が事務所に一人でいるところに宇井がやって来た。宇井は「娘がいなくなるかもしれない」と泣きながら瀬奈の手を握る。
宇井をなだめるため、瀬奈は宇井と共にソファーに座り込む。傍から見れば瀬奈が宇井を抱いているような恰好だ。

そこへ”たまたま”真戸原が事務所に戻ってきてしまう。
二人が身を寄せ合う姿を目撃した真戸原は…。って!都合よすぎだろ!(笑)
あと、宇井は瀬奈の事務所に来るならアポを取りなさいよ!曲がりなりにも企業の社長なんでしょ!

わかりますよ。瀬奈と宇井がイチャついているところを真戸原に目撃させる展開の脚本を描きたかったんですよね。そうしたい気持ちはわかるのですが、展開の持っていき方があまりにも雑!もう少し登場人物の心情に寄り添った脚本にしてあげてほしい。

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(7話)

7話 あらすじ

瀬奈(川口春奈)が宇井(田中圭)を弁護することになり、真戸原(松村北斗)は近づく二人に不安を覚える。
瀬奈の提案で週末同棲をするも苦しみ続ける真戸原のもとに、トラウマの原因である実母の影が迫る。

引用元:Tver

7話 感想レビュー

瀬奈の無神経さが怖い

瀬奈は元カレ宇井の弁護をすることになったわけだけど、真戸原からすれば気が気じゃない。どんなに鈍感でもそれくらい分かりそうなものだけど、瀬奈は全く気付かないんですよね。

宇井と宇井の娘と真戸原と4人で遊びに行った時のこと。
浮かない顔の真戸原に向かって瀬奈は「なにかあった?」と声をかけます。

いや、なにかあった?じゃねーのよ!普通に嫌だろ!彼女の元カレと一緒に遊ぶとか!とツッコまざるにはいられなかった。
瀬奈さん、あなたあまりにも無神経じゃないですか?!

毒親が勢ぞろいしてしんどい

さて、今作には瀬奈ママや真戸原の元カノなど極端に厄介なキャラクターが出没しがちですが、今回は新たに真戸原の実母と宇井の娘・咲良の実母が登場。

この二人もま~厄介なこと。

まず真戸原の実母が、真戸原和夫の姉・真戸原ケイだと判明。
育児放棄の末、身勝手な理由で息子を捨たケイ。そんな姉に代わって弟の和夫が優を引き取り育てたのだった。
以降音信不通だったケイだったが、最近になってケイが病気になったとの知らせを受け会いに行くことに。その際、ケイは和夫に「優を返せ!」と言う。以来ケイは和夫に「優を返せ」と言っては金をせびるようになる。

どんだけ自分勝手な母親なんだ。
子育てを放棄しておいて、優が弁護士になったと知った途端、優に寄生して生きていこうとするなんて。ケイは人の心を持っていないのか?

次に咲良の実母・木原美沙希。
咲良が3歳の時、木原は咲良を捨てて男と駆け落ち。それまで宇井に咲良の世話を任せておいて、咲良が小学校高学年になって手がかからなくなってきたタイミングで、「咲良を返してください」と宇井に言うのだった。

勝手に子供を捨てて出ていって、一番手がかかる時期の世話を宇井にすべて任せておいて、今頃になってよくのうのうと「娘を返して」なんて言えたものだな。
あまりにも身勝手な木原の態度にイライラしてしまった。

単純に恋愛ドラマとして楽しませてくれればいいのに。
瀬奈もそうだけど、登場人物の多くが極端に身勝手で無神経な人たちばかりで苦しくなってくる。

もう少し優しい人にあふれた世界線で、キラキラした恋愛ドラマを描けば良かったのでは?という個人的な意見です。

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(8話)

8話 あらすじ

元恋人の娘の親権問題に心を砕く瀬奈(川口春奈)に協力しつつも、自分では瀬奈を幸せにできないのではと悩む真戸原(松村北斗)…。
そこに、実母ケイ(浅田美代子)が現れ、育ての母・有紀(八木亜希子)が失踪してしまう。

引用元;Tver

8話 感想レビュー

毒親・ケイが優の前に現れる

月々15万円を5年間も弟の和夫から無心していたケイ。すべては優に会わせないためにと和夫はしぶしぶ従っていたというのに、ケイはついに優の前に姿を現してしまう。

瀬奈の存在を知っていたケイ。「小山さんだっけ?」というケイの言葉を聞いた真戸原は、瀬奈にも迷惑が降りかかることを考慮。
誰にも何も告げず、すぐさま会社に退職届を提出した真戸原は、瀬奈から受け取っていた合鍵も一緒に返却した。

とにかくSNSでは、「このドラマ毒親しか出てこない」という話題で持ちきりに。
若い二人の恋愛ドラマなのに、なぜか親の影がつきまとってくる謎展開にヤキモキする視聴者が多いのだろう。

再び恋人が訳も告げず、瀬奈の前からいなくなる?

咲良を引き取ったことで、瀬奈の前から姿を消した宇井。
そして今度は真戸原が、母親の魔の手が瀬奈に迫ることを危惧して、瀬奈の前から姿を消そうとしている。

瀬奈は駆け出す。そしてあの踏切へと向かう。
瀬奈が踏切に着くと、遮断機の向こうには(都合よく)会社からも瀬奈からも逃げようとする真戸原の後ろ姿が…!

踏切のトラウマから克服した瀬奈だったが、真戸原のせいでまたトラウマが再発してしまうのだろうか?

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(9話)

9話 あらすじ

真戸原(松村北斗)が消えて絶望する瀬奈(川口春奈)は、宇井(田中圭)の手助けで立ち直ろうとするが、真戸原が去った本当の理由を聞いて心が揺れる。

一方、母の実家にいた真戸原の元に意外な訪問者が。

引用元:Tver

9話 感想レビュー

瀬奈や真戸原に気を遣いまくる周囲

9話はただひたすらに周囲の人たちが振り回されていてしんどかった。

瀬奈の前から急に消えたのは真戸原なりの優しさであり、彼をを責めないでほしいという人たち。
明らかにカラ元気な瀬奈を「大丈夫?」と心配する職場の同僚や友人たち。

うじうじする気持ちはわかるけど、とりあえず仕事しません?と思わず声をかけたくなる。(真戸原は無職になりましたけど)

これは個人的な意見だけど、たぶん二人は一緒にならない方がいいと思う。周りが迷惑だよ。

なぜ真戸原の実母をどうにかしなければいけない展開に持ち込んだのか?

瀬奈と真戸原の恋愛がただただ鬱なのは、真戸原ケイというとんでもない厄介者を生み出してしまったからだろう。

これまで全部人のせいにして生きてきたケイ。その腐りきった根性は、誰かが説得したところで何も変わらないと思う。
もし瀬奈や真戸原の熱い言葉でケイが改心した!なんて展開になったら、それこそ視聴者からは総ツッコミされるだろう。

瀬奈と真戸原が一緒になる道はただ一つ。ケイがこの世からいなくなることだけだ。
でももしもそんな形で二人が結ばれても、なんだか後味が悪い…。

どう転んでも鬱展開。なぜこんな脚本にしたのか…?疑問だ。

『アンサンブル』 あらすじ&感想レビュー(最終話)

最終話 あらすじ

宇井(田中圭)を振り、真戸原(松村北斗)の元へ向かった瀬奈(川口春奈)…真戸原とやり直すことはできるのか?真戸原は実母との過去から抜け出せるのか?調和と感動の最終回。

引用元:Tver

最終話 感想レビュー

真戸原ケイの終わらせ方テキトー過ぎだろ!

9話まで周囲を振り回すだけ振り回していた真戸原ケイ。最終話では、息子から「あのときどうしていなくなったんですか?僕のこと愛してましたか?」と聞かれただけであっさり引き下がってしまった。

え?そんな簡単に引き下がれちゃうものなの?
和夫が「優に近づかないように」って毎月15万円も払っていたのはなんだったんだ…?まるで瀬奈と真戸原の恋路を邪魔する”駒”のような扱い。

考えてみれば宇井もそう。瀬奈と真戸原が恋愛し始めてから急に現れて、「本当は今でも瀬奈のことが好きなんだ!」って言うんだもん。まさに瀬奈と真戸原の恋愛を邪魔するための駒だよね。

本来は人の気持ちが先にあって、気持ちのままに行動した結果ドラマがうまれる。
けどこのドラマは真逆。
ドラマ(展開)が先にあって、その展開に向かうように人を行動させる。登場人物が行動を起こした気持ちを最後に考える。
だから視聴者は、登場人物がどうしてそんな行動を起こしたのか理解ができない。だって無理やり辻褄合わせ的に考えられたものだから。

これは妄想ですけど、たぶんドラマ制作のお偉いさんが「恋愛ドラマのこういう展開盛り込んでよウケるから」とか「瀬奈と真戸原の恋愛を邪魔する人を登場させて。そっちの方が盛り上がるから」って、プロデューサーや脚本家の人たちに言ったんじゃないかな?

バカリズムさんのドラマ『ブラシュアップライフ』で、ドラマのプロデューサーに抜擢された主人公が、ドラマ制作の上司たちから「こういう展開にしてよ」「ああいう展開も盛り込んで」と、当初の企画とは全然違うものになってしまった…みたいな描写があった。
きっとそれと近いことが『アンサンブル』の現場でも起こっていたんじゃないのかなぁと。

最後のいらないシチュエーション

これまでも恋愛ドラマあるあるを無理やりぶち込んできた今作だけど、最後の最後にまたしてもぶち込んできた。

あれだけ毒親の対処に悩んでいた瀬奈と真戸原だったが、あっさり解決。瀬奈に未練があった宇井も、最後はあっさりと引き下がる。いろんなご都合に恵まれ、二人はめでたくゴールインで終演。

…と思ったら、子ども時代の瀬奈が登場。
夜の遊園地でお母さんとはぐれてしまい不安そうな瀬奈。そこへ一人の少年がやってくる。「大丈夫?僕もお母さんとはぐれちゃったんだ!」と笑顔で語る少年は、子ども時代の真戸原。
そう、実は二人は子ども時代に出会っていたのだった…!

は?そのラストいる?
伏線回収でもなんでもない、突如盛り込まれる恋愛ドラマあるある。

最後まで何がしたいのかわけが分からなかったなぁ。

みや

みや

新しい体験をするのが好きです。
エンタメも好きです。特にドラマは好きなので感想レビューをどんどん書いてます。
自身のコミュニケーション下手を克服すべく、日々コミュニケーションや人間関係に関する勉強をしています。
内向型のアドバイザーとしても活動中です。 

FOLLOW

カテゴリー:
関連記事

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です