透明なわたしたち ネタバレ!1話から感想レビュー

【監督・脚本】松本勇作
【プロデュース】藤井道人

【キャスト】福原遥、小野花梨、伊藤健太郎、倉悠貴、武田玲奈

【あらすじ】

2024年渋谷。身元不明の⻘年が、ある凶悪事件を引き起こす。
週刊誌ライターの主人公・碧(あおい)は、事件の犯人が高校の同級生ではないかと気付き、疎遠になっていたかつての仲間たちと再会。
誰が、なぜ、事件を起こしたのか。
高校時代を回想しながら、真相を追いかけていく。
その中で鮮明な記憶として甦るのは、文化祭の日に起きたある事件。
過去と現在、それぞれの事件が繋がり“真実”が紐解かれる、群像サスペンス。

引用 https://abema.tv/lp/toumeinawatashitachi-onair

透明なわたしたち ネタバレ!感想レビュー(1話)

登場人物

★主人公・中川碧(福原遥)→都内在住の週刊誌のライター。主に芸能人のゴシップなどを追いかけている。同棲中の彼氏がいる。

★齋藤風花(小野花梨)→富山県在住。既婚。娘が1人いる。旦那が作る伝統工芸品を、旦那の母親とともに販売している。

★桜井梨沙(武田玲奈)→東京都在住。女優を目指しているがなかなか日の目を浴びず、水商売で生計を立てている。インスタでは嘘のキラキラ投稿をしている。

★高木洋介(倉悠貴)→ベンチャー企業?かなにかのCEOを務めてる。

★喜多野雄太(伊藤健太郎)→なにをしているか不明。

全員同じ高校出身。
女性陣は放送・新聞部に所属していて、男性陣はダンス部に所属していた。

隣の芝生は青く見える

主人公の碧は、記者を目指していたものの、(おそらく)就活でうまくいかず、今のゴシップ週刊誌で芸能人の不倫などを追いかけている。そんな日陰の道を歩く自分と、梨沙や洋介のようにきらびやかに活躍している人たちを比べては羨ましく思っている。

風花は、富山県で旦那の伝統工芸品を売り歩き家族のために過ごす日々に幸せを感じているが、その一方で、東京でバリバリ仕事をこなす碧や梨沙、洋介のことを羨ましく思っている。

梨沙は、嘘のキラキラ投稿をしている自分にウンザリしつている。ライターになるという夢を叶えてバリバリ働いているらしい碧のインスタ投稿を恨めしく思っているよう。

地元の友達というものは実にやっかいな存在だと思う。
SNSで繋がっていれば、頻繁に相手の投稿を目にするとになる。

表面上だけを掬い取ってみれば、どの人も自分よりも楽しそうに生きているように見えてしまう。

結婚をしていれば、独身貴族で優雅に海外旅行を楽しんでいる友人が羨ましく思うし、
独身だったら、結婚してパートナーや子どもたちに囲まれている姿に嫉妬することだろう。

透明なわたしたち ネタバレ!感想レビュー(2話)

無差別殺傷事件

渋谷のスクランブル交差点で起きた無差別殺傷事件。

その犯人は犯行時、白塗りに『八咫烏(やたがらす)』のペイントを頬に書いていた。

その白塗りに『八咫烏』のペイントを頬に書くという恰好は、碧たちが高校3年生の時の文化祭で、ダンス部の男子たちがパフォーマンスをする際にしていた恰好だったのだ。

碧は高校時代の同級生、特にダンス部が今回の事件の犯人ではないか?と思い、上司の許可をもらい、ライターとして事件を追うことに。

SNSの脅威

とあるSNSで、渋谷殺傷事件の犯人は「高木洋介じゃないか?」という書き込みがされていた。

それが瞬く間に広まり、根も葉もないうわさが一気に広まっていく。

誰かが呟いたものが瞬時に拡散され、事実じゃないことがまるで事実かのように広まっていってしまう恐怖。

まさにXで滝沢ガレソが、「星野源が不倫をした」と匂わせる投稿をしたことで、星野源が言われのない誹謗中傷を受けたこととリンクする。

透明なわたしたち ネタバレ!感想レビュー(3話)

幸せな人を引きずり下ろしたい心理

「高木が殺傷事件の犯人」と思わせるような投稿をしたのは、実は花梨だった。

かつて花梨は高木のことが好きだった。

しかし、高木からは相手にされず。

東京できらびやかに活躍し、自分に見向きもしない高木をちょっと引きずり下ろしたいと、軽い冗談のつもりで花梨はSNSに投稿したのではないかと思う。

正義とは?

碧たちが高3年生の時、ダンス部が男子たちが例の恰好をしてダンスをしたときの文化祭。

その夜、校庭の端にある部室棟で火災が発生。

碧と花梨と梨沙は「新聞放送部」とし、て最後にこの事件の真相を突き止めよう!ということで一致団結し、生徒たちや周辺住民に聞き込みをするなどしていった。

そんな中、花梨が文化祭の日の夜に撮影していたビデオの中に怪しい人物が映り込んでいた。
その人物は赤い服を着ており、火災が起こる数十分前に部室棟入っていったようだった。

「この人が犯人じゃない?」

そう盛り上がる碧と花梨に対して、急に「ねえ、もう犯人捜しやめようよ」と言い出す梨沙。

実は文化祭の日に赤いパーカーを着ていたのは、梨沙と付き合っていた喜多野だったのだ。

これまで仲良くしていた喜多野が部室棟放火の犯人かもしれない…。

・赤い服を着た人物が部室棟に入っていくところがビデオに映っていた。
・文化祭当日、喜多野が赤いパーカーを着ていた。

この2点だけで喜多野が疑わしいと匂わせる新聞を書いた碧。

「部室棟が火事になって悲しい思いをした人がたくさんいる。このままあの火災をなかったことにすることはできない。私たちの手で真実を伝えなければ!」

「喜多野くんが犯人と書いているわけじゃない。ちゃんと読めばわかる」

「この記事で伝えたいのは喜多野くんのことじゃない」

「部室棟の火災は事故ではなく放火事件だったと伝えたい」という碧の正義感は立派かもしれない。
しかし何の証拠もないのに、まるで喜多野が犯人と思わせるような記事を書くのは恐ろしすぎる。

記事のことがきっかけで、喜多野は「火災の犯人」と後ろ指を指され、それがきっかけで不登校になってしまっても、「私は正しいことをした」みたいな顔をして楽しそうに学校生活を送る碧が恐ろしすぎた。

そして今回の無差別殺傷事件も、碧は喜多野が犯人だとなかば決めつけている。
それはおそらく、部室棟に放火をした喜多野だったらやりかねないと思い込んでいるからだろう。

碧にとって事故や事件など、自分のライターとしての腕前を試し、知らしめるための手段としか思っていないのだろう。

真犯人

渋谷無差別殺傷事件の犯人は喜多野でも高木でもなかった。

ダンス部の尾関健(林裕太)でした。

正直、なんとなくそんな感じだろうなと思っていた。

部室棟の放火もおそらく尾関の仕業だろう。

碧は自分がどんな酷いことを喜多野にしてしまったのかと思うのだろうか?
それとも、あの時はあれが正しいと思っていたのだと開き直るのだろうか?

みや

みや

新しい体験をするのが好きです。
エンタメも好きです。特にドラマは好きなので感想レビューをどんどん書いてます。
自身のコミュニケーション下手を克服すべく、日々コミュニケーションや人間関係に関する勉強をしています。
内向型のアドバイザーとしても活動中です。 

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