愛想のない病院の医師が、小学校の保健室に派遣され、不器用ながらも医療を通して子どもたちと関わっていく物語。
主演は松下洸平。
近年、視聴者を獲得しにくいと言われている学園モノドラマ。
特に小学校が舞台のドラマは久々という印象。
はたして視聴率はどう推移していくのでしょうか?
おそらく日テレが、ドラマ枠の中で一番力を入れている本作。
『放課後かルテ』の視聴率を追っていきます。
放課後カルテ 視聴率推移
第1話 | 保健室にはなるべく来ないでもらいたい | 5.4% |
第2話 | 命を落としたら、かっこいいもクソもない | 6.6% |
第3話 | お前の責任なわけがない | 6.7% |
第4話 | 聞かせてくれないか、お前の言葉で | 6.0% |
第5話 | お前が傷つくくらいなら、こいつを傷つける方がいい | 5.7% |
★第1話視聴率は5.4%でした。
日テレ土曜9時の前作『GO HOME ~警視庁身元不明相談室~』の初回視聴率8.4%と比べると、3%も低調という苦しいスタートを切りました。
学園モノは視聴率を取りづらいと言われている昨今。5%台からのスタートはまず想定内でしょう。
さらに、主演の松下洸平さんは、ゴールデン帯での単独主演は今回が初めて。
準主演級の作品に立て続けに出演していた松下さんですが、やはり1枚看板を背負うにはまだ潜在視聴率が低いのかもしれません。
今作の準主演は森川葵さんですが、彼女は深夜帯の準主演級、ゴールデン帯では4,5番手と言った印象。そのため、視聴率に貢献しているとは言いづらいですね。
ただ、内容はなかなか面白く、勉強にもなるので、初回を観た視聴者は離れにくいのではないでしょうか?
★第2話視聴率は6.6%と、初回よりも1.2%もアップ。
Tverのお気に入り登録は75万を超えています。
初回から異例の視聴率アップです。近年では初回が一番視聴率が良いパターンが多いのですが、『ライオンの隠れ家』同様、脚本の面白さや出演者の演技力に魅せられ、初回の視聴者が離れず、さらに好意的な口コミの多さから「観てみよう」と思う人も多かったのでは?
ただ、2話はやや説教くささがあったため、押しつけがましさを感じてしまった人が離脱しそう。
3話では5%台に戻ってしまうのでは?と予想します。
★第3話の視聴率は6.7%と、前回よりも0.1%アップ。
Tverのお気に入り登録は83万。
予想に反して視聴率は微増しました!さらにTverのお気に入り登録も8万ほど上昇!
SNS上でも高評価の意見が多いです。
ただし、ここから先が読めません。
医療ドラマとして進んでいくのであればこのまま視聴率は維持できそうですが、3話は医療的なシーンはほぼなく、ほぼほぼヒューマンドラマでした。
「ヒューマンドラマなのかぁ」と思った視聴者が離れなければいいのですが、4話はどうなるでしょうか?
★第4話視聴率は6.0%と、前回よりも0.7%ダウン。
11月13日時点のTverお気に入り登録数はおよそ92万。
3話に引き続き4話も医療ドラマというよりはヒューマンドラマ。
いや、もはや道徳ドラマ。
「思いつめないで」「悩まないで相談しよう」と訴えかけられている印象を受けました。
観る人によっては、子どもの頃の経験と重ねてしまい苦しくなりそう。
原作を読んだことはありませんが、おそらく今後もこのヒューマンドラマ路線でいきそうですね。
個人的に嫌いではないです。
しかし、病気を治療する『医療ドラマ』として楽しみたい層は完全に離脱すると思われます。
5話の視聴率は5%台に落ち込むのでは?と予想。
★第5話の視聴率は5.7%と、前回よりも0.4%ダウンしてしまいました。
予想通り5%台に落ち込んでしまいました。
5話の前半は、牧野が病院勤務をしていた時代の回想シーンだったため、それなりに医療ドラマ感がありました。
とはいえ後半は4話の続きで、親と子のヒューマンドラマでした。
また次回6話は、予告を見る限り、6年担任・篠谷のメンタルがやられてしまう…というエピソードになると思われます。
ヒューマンドラマ色がより強くなりそうなので、さらに視聴率が下がると予想します。