
『この村は人間を食ってる』
みなさん『ガンニバル』ってご存じですか?
『週刊漫画ゴラク』(日本文芸社)という雑誌で2018年から2021年まで連載された、累計発行部数210万部超えの人気漫画でして、とある限界集落で行われているカニバリズム(食人)の闇を暴いていくサスペンス作品です。
2022年にDissny+のスターがドラマを制作して配信スタート!
当時『ガンニバル』の宣伝がガンガンやってて、「見たいな~」と思ってて。『ガンニバル』観るためだけにDissny+入会したんですよ。
これがま~面白くって!
そして今年、2025年3月19日からはシーズン2が配信スタートするということで、配信開始に向けて『ガンニバル』シーズン1を振り返っていきたいと思います!
もくじ
『ガンニバル』シーズン1 ネタバレあらすじ
オカルト好きにはたまらない。「人食い」の風習が残る村

まず舞台は、周囲が河に囲まれた限界集落『供花村』という場所になります。
人口は300人ほどで、村の経済のほとんどは林業によって賄われています。
その、村の主要事業である林業を牛耳っているのが後藤家の一族。
実は村の土地は、そのほとんどがこの後藤家のものなんです。
言うなれば供花村の経済は、後藤家の土地の木材に頼っているということ。
そしてこの後藤家、人を食ってるんです。
いや~、オカルトホラー好きにはたまらない設定ですね!
シーズン1のネタバレもガッツリ含みつつ、村の忌まわしい風習をお話していきましょう。
後藤家では『食葬』という、亡くなった人を食べて弔うという儀式が、今もなお受け継がれています。
第1話では後藤家の当主・後藤銀が熊に食われてしまうんですが、後藤家の男たちは銀を食った熊を射殺した後、熊の内臓を生のままむさぼり食います。
「こいつを食うことで、婆ちゃんは血と肉んなって、わしらの中で生き続ける」って言うんですね。実に不気味です。
そしてこの食葬が”バケモノ”を生み出すこととなるんです。宣伝でもよく出てきた、鎌を持った巨体の老人ですね。
『食葬』にはクール―病という、神経系の伝染病の危険があると言われています。
例のあのバケモノは、幼い頃伝染病に感染した後藤銀の弟で、病理が異常変異した結果バケモノになったのではないか?と見られています。
後藤家はそのバケモノの存在を世間から隠します。
そして後藤家は年に一度、村の祭りの日、このバケモノに生きた子どもを食わせるのです。
さて、生きた子どもはどこから調達してくるのか?
それは供花村で生まれた子どもを、毎年一人さらってくるんです。
なぜそんなことができるのか?
実は後藤家の当主・後藤銀は、村で唯一の助産師だったからです。
300人の集落・供花村で産まれる赤ん坊の数は数人。それなのに毎年1人死産している。
つまり銀は、本当は”生きて生まれた子ども”を「あら~死産だったわ」と言ってさらっていたのです。
さらわれた子どもは地下牢に幽閉され、祭りの日にバケモノに食わせる『家畜』として飼育されます。
子をさらわれた母親の中には「私の子どもは生きていた!後藤銀にさらわれた!」そう叫ぶ者もいるのですが、村人たちはそう言った女性を厄介者扱いします。
村人たちは後藤家の忌まわしい風習になんとなく感づいているのですが、みんな目をつぶっているのですね。
なぜか?
それはもちろん村守るため、自分や家族の生活を守るためです。
村人たちが生きていくためには後藤家の土地の木材が必要。なので、後藤家との間に波風を立てることは死活問題になります。
だから何があろうとも後藤家には逆らわない。これは供花村の鉄の掟なんですね。
他所からやって来た人もまた、強制的に供花村の「掟」や「習わし」に従わされます。
少しでも盾突こうものなら、村中に変な噂を回されたりして途端に爪はじきに…。
さらに、よそ者が村の秘密に踏み込もうものなら、村人たちはそいつの行動を徹底的に監視。

家の中に盗聴器を仕掛けたり、車にGPSをつけたりしてきます。
いや、普通に犯罪。怖すぎる。
『ガンニバル』では、そういった”村”という閉ざされたコミュニティの恐ろしさもじわじわと丁寧に描かれているんです。
この供花村、実はホームページが存在します。
もちろんドラマのプロモーションのために作られたものです。
ただめちゃくちゃ手が込んでて、ページを開いてすぐは「供花村はいいところ!子育てしやすい!移住してきて!」というようなことが書かれているんですけど、少し時間が経つとページの様子が変わって「村に来るな!来れば一生後藤家の奴隷!」というな文言に変化する仕掛になっているんです。
このホームページを見ると村の異常さが伝わってきます…。
後藤家に負けないくらいサイコパスな主人公・阿川大悟
そんな村に新しい駐在としてやって来たのが、主人公の阿川大悟(柳楽優弥)とその妻子。
この大悟が物語を面白くする”要”となっていると言っても過言じゃありません。
普通の警察官はたとえ犯人相手でも、暴力を振るうこと、まして殺めるとなれば躊躇すると思います。
しかし大悟は違います。トラブルを解決するためにはまず暴力!
供花村の駐在になった理由も、娘を守るために人を一人殺めたからなんですよね。
後藤家の人間は、一族を守るためだったら警察官相手でも暴力を振るうし、人を殺めることだって簡単にやってのけます。当主の後藤銀も生前、「人間じゃいうて、動く肉片にすぎん。わしにとっての人間はぬしらだけじゃ。ぬしらもそうじゃろ」と言い放っています。
対する大悟も、家族を守るためだったら容赦しません。後藤家だろうが単なる村人だろうが、敵と思えばすぐボッコボコにしていきます。
しかも大悟はその極限状態を楽しんでさえいる…!
大悟を演じる柳楽優弥さんの表情が最高。追い詰められた時の獣のような目。あれは警察官がしていい目じゃない!(笑)
柳楽優弥さんの恐ろしい表情が観られるのもこのドラマの見どころです。
地上波ドラマには真似できない本格アクション!
家族の為なら人を殺せる大悟。
後藤家の為なら人を殺せる後藤一族。
もうサイコパス対サイコパスの戦いです。
血を出すまでお互いバチボコにやりあうわ、激しいカーアクションを繰り広げるわ、とにかくアクションシーンがすごい!
スケール的にもグロさ的にも地上波では決して放送できないレベルなんです!
あと、不安を煽ってくるようなBGMもいい。
音楽が流れるだけで、普通のシーンも一気に不穏な感じになります。
1話1話、「予算」と「丹精」を込めて作られていることがひしひしと伝わってきます。ぜひ実際に観て体感してみてください。
『ガンニバル』シーズン2
3月19日からシーズン2が開始!
シーズン1は村の秘密が明らかになるところまでで終わり、シーズン2はいよいよ阿川大悟と後藤家との戦いが始まります。
食人の風習が続く村、供花村はどうなるのか?
大悟、さらに彼の妻子の運命やいかに…?
シーズン2で物語は完結するということなので、一体どんなラストになるのか今から待ち遠しいですね!