
『ガンニバル:シーズン2』第8話ネタバレあらすじ
後藤銀を殺したのは村人たち。そしてその体を食ったのは…
山の中で、レインコートのようなものを着た村人十数人に追いかけられる後藤銀。すでに狂い病を発症していた銀は、ヨタヨタと村人たちから逃げていた。
村人たちの中には、さぶと上田の姿はない。西村いわく、後藤家の人間と近づきすぎだから外したのだそう。
銀を追いかけていた村人たちは、仰向けに倒れた銀の腹に、代わる代わる槍を差し込んでいく。その中には河口尊の姿もあった。
そこにいた全員が銀の腹に槍を刺し、全員が共犯となったところで、村人たちはその場から引き上げていった。
意識が遠のく銀。その頭上には”あの人”こと息子・白銀の姿が。白銀は死にそうになっている母・銀の体を食べていく。
後藤家の最後
来乃神神社の御神体。後藤家の連中から息子である恵介を守る”あの人”こと白銀。白銀は恵介の頬に手をあてて雄たけびをあげる。
すると白銀は、自分の体を食べ始める。自分で自分を弔うために。やがて息絶える白銀。
後藤家の連中は一斉に膝をつき、死んだ白銀に向かって手を合わせる。しかしそんな中、岩男だけが手を合わせることもなく白銀のもとへと歩み出て、死んだ白銀の体をちぎって食べだす。
岩男は後藤家の他の連中にも、白銀の肉を食わそうとする。しかし誰も白銀の肉を食おうとしない。岩男は無理やりにでも食わせようとそこに居合わせていた後藤家の連中に襲い掛かる。
その隙に大悟は岩男を撃ち殺そうとするが、恵介がそれを制す。恵介は、一刻も早くましろを連れて供花村から逃げるよう大悟に助言する。
助言通り大悟がその場をあとにすると、恵介は暴れる岩男の腕を撃つ。
恵介に撃たれた岩男は、「お前を守るためだけに生きてきた」と悲しい顔をするが、その直後、岩男の体に異変が起きる。黒目が白くなり、理性を失い、まるで獣のように暴れまわる。その姿はまるで白銀。白銀の肉を食べたことで覚醒してしまったようだ。
岩男は恵介に襲い掛かる。止めようとする他の後藤家の連中のことを振り払い、次々と食おうとする。たまらず後藤家の連中は岩男を銃で撃とうとする。が、それを恵介が止める。
再び恵介に襲い掛かって来る岩男。格闘の末、力尽きた岩男は突然息絶える。
そこへ警察が突入。後藤家の連中は警察と戦おうとするが恵介がそれを止める。恵介は全面降伏するよう後藤家の連中に指示するのだった。
後藤家を襲撃する村人たち
大悟は、ましろとともに供花村を出ようと車を走らせていた。その途中、村人の女性が道に飛び出してくる。
話を聞くと、村の住人たちが後藤家の屋敷を襲撃しに行ったそう。そこに、ましろとも仲の良い、その女性の息子もついて行ってしまったのだという。
息子を助けに行ってほしいと頼まれた大悟は、女性に、ましろを有希のいる病院まで連れて行ってくれるよう頼み、自分は後藤家の屋敷へと向かうのだった。
後藤家の屋敷は悲惨なことになっていた。
西村や川口尊を中心に、村人たちは後藤家の人間を次々殺していく。村人たちは屋敷に火を放ち、煙が充満する屋敷の中から後藤家の人間が出ないようにする。
開いていた裏の戸口からこっそり逃げだす後藤家の人たち。しかし、そこに待ち構えていた尊が、出てくる者を次々と撃ち殺していく。女も老人も容赦なく。
尊は、小学生男児も容赦なく殺そうとする。しかし、例の襲撃について行ってしまったという女性の息子が、「撃たないで!友達なんだ!」と割って入る。
尊は少年の声になど耳を貸さず、男児を撃とうとする。そこへ大悟が飛び込んでくる。尊は大悟に突き飛ばされ、すんでのところで弾は男児から外れた。
そこへ、恵介の子を身ごもっている狩野すみれが逃げ込んでくる。すみれは西村に撃たれそうになっていたのだ。大悟は尊の銃を奪い取り、西村の銃を撃つ。
大悟はイッキに尊や西村を殴り倒し、村人たちの襲撃を抑え込むのだった。
その後
大悟はすぐさま有希のもとへ駆けつける。有希はなんとか一命を取り留めた。
その後、供花村のことは大々的にニュースで報じられ、「人食い村」として一躍話題中心に。
供花村にはイタズラ目的の人間が連日訪れるようになってしまった。
しばらくしてから大悟は、恵介がいる刑務所に行き恵介と接見。すみれがもうすぐ出産しそうであることなどを報告した。
ほとぼりがひと段落したころ、供花村に新しい駐在がやっきた。
新しい駐在が駐在所を訪れると、さぶの娘・加奈子が掃除をしていた。傍らには、何年間も”あの人”の生贄として育てられていた加奈子の息子の姿も。
加奈子は、新しい駐在に村を案内してあげることに。案内の途中、新しい駐在は庭でバーベキューする若い夫婦に目を留める。加奈子に”あの人”と呼ばれた人物、それは大悟だった。
大悟は(おそらく)警察を退職し、有希とましろとともに供花村に住むようになったようだ。ちなみにましろは喋れるようになった。