ドラマ『ディアマイベイビー』第2話のあらすじ&ネタバレ感想 / 恵子の嫉妬心に戦慄…!

拓人に近寄る女たちに嫉妬心を燃やす恵子の行動が恐ろしさ。

拓人に向けられる恵子の愛は”母性愛”なのか。それとも”性愛”なのか。

松下由樹さんの怪演が光る、ドラマ『ディアマイベイビー~私があなたを支配するまで~』第2話の、あらすじと感想レビューをまとめてみました!

『ディアマイベイビー』第2話のあらすじ

拓人に近寄る女どもに、”嫉妬心”をむき出す恵子

恵子(松下由樹)がドラマのプロデューサーを脅したため、オーディションに受かった拓人(野村康太)。しかし、初めてのドラマの現場。まだまだ役者とはいえない演技。監督をはじめ周囲のスタッフは皆、拓人が起用されたことを疑問に思っていた。拓人も自身の不甲斐なさに落ち込んでいた。

そんな中、共演の人気女優・南雲美羽(中村ゆりか)は、緊張で上手く立ち振る舞えない拓人に、手に息を吹きかけるアドリブを仕掛ける。

動揺しながらも嬉しそうにハニカム拓人の様子を見た恵子は、すぐさま拓人にカイロを手渡しに行く。恵子は、カイロを握った拓人の手を包み、息を吹きかける

一方、撮影が進む中、拓人は衣装スタッフの女性から食事に誘われる。その様子を陰から盗み聞いていた恵子。

ドラマの監督のもとへと向かった恵子は、有名な映画製作会社の名刺を監督に手渡す。監督の心を掴んだ恵子は、「拓人が美羽に上着を羽織ってあげるシーンを差し込んでほしい」とお願いをする。

そして恵子は、拓人が美羽に羽織る衣装に”まち針”を忍ばせる

シーン本番。恵子の思惑通り、衣装に刺さったまち針が美羽の肌を刺す。撮影は一時中断。衣装担当の女性スタッフの過失だと責め立てる恵子。さらに「この人はうちの子を食事に誘っていた。淫乱女」と、周囲のスタッフに訴える。

「あなたの味方はだぁ~れ?それは、ワ・タ・シ♡」

ドラマの撮影が終わり、拓人は恵子の自宅で食事をとっていた。

母親から邪険に扱われていた拓人は、自分に自信がない。そのため、今回、衣装スタッフの女性が自分のせいで外させられてしまったと、ひどく落ち込んでいた。

恵子は、「自分なんて」と言って自身を低く見積もる癖がある拓人を𠮟りつけたうえで、「大丈夫。私があなたのそばにいるから」と、優しい言葉をかける。

「そうだ乾杯しましょう。美味しいワイン頂いたから」と言って準備する恵子は、拓人のグラスに睡眠薬を忍ばせる

薬が効き、ソファで眠ってしまった拓人。その姿を写真に収める恵子。

「あなたの味方はだぁ~れ?それは、ワ・タ・シ

そう言って、恵子の顔が拓人の顔へと近づいていくのだった…。

『ディアマイベイビー』第2話の感想

母性なのか、性愛なのか…。複雑な感情が恵子を凶暴にしていく

恵子が拓人を見る目には、複雑な感情が入り交ざってる。

はじめてのドラマ撮影に緊張している拓人を心配そうに見つめる目は、幼い我が子を見守る優しいお母さんのよう。

アドリブで、拓人の手に息を吹きかける美羽を見る目。負けじと自分も拓人の手に息を吐きかける姿。他の女に我が子を奪われたくない母親のような、愛する彼氏を奪われたくない彼女のような、深い嫉妬心が漏れ出ていた。

50歳を超えた女性が、20代の女性に本気でマウントをとる姿は実にイタイタしい。そしてやや怖い。美羽だけではなく、さすがに拓人もドン引きしていた。

これは僕の妄想だけど、恵子本人も、自分の気持ちがいったい何なのかわかっていないような気がする。

陰で拓人のことを「バブちゃん」と呼んでいるから、赤ん坊のような可愛さも感じているだろうし、ワインに睡眠薬を混入して、眠っった拓人に(おそらく)キスしているから、性的に拓人のことを愛しているのだとも思う。

本人さえわからない複雑な感情は、ときに自分をコントロールできなくなるのではないだろうか?

今回でいえば、美羽にマウントをとっていたのもそうだけど、もっとひどかったのは、拓人を食事に誘った衣装スタッフに対する行動だ。

普通に考えれば、衣装スタッフに「拓人を食事に誘わないで」と釘をさせばいいだけの話しだったと思う。だけど恵子は、わざわざ監督の機嫌を取りにいってシーンを追加してもらった。そして衣装にまち針を仕込み、美羽にそれを着させた。

実にまわりくどい。それに、そこまで徹底的に衣装スタッフを排除しようとしなくてもいいのに、と普通の人は思う。だけど、恵子はすでに複雑な感情に支配されて、衝動を抑えられなくなってしまったのかもしれない。

今度はどんなことをやらかすのか。怖いけど楽しみ。

野村康太さん、拓人役にピッタリすぎ!!

拓人は自己肯定感が低い。「自分なんか」という口癖にもそれが表れている。そうなった原因はお母さんだろう。回想の中のお母さんは、幼い拓人の呼びかけを全部無視していた。拓人が自分の存在価値を低く見積もるクセがついてしまったのも納得だ。

そのせいで、拓人はいつも捨てられた子犬のように怯えた目をしている。その目がウルウルでかわいい。恵子が思わず「バブちゃん♡」と可愛がりたくなる気持ちがわかる。

だけど、拓人は立派な成人男性。ビクビクしているけど、身長はスラっと高く、体つきも男らしい。道端で倒れていた恵子に手を差し伸べてくれる優しさもある。恵子が女性としてトキメくのも無理はない。

朴訥としたかっこよさの中に可愛さがある役、たぶん日本中探しても野村康太さんほどピッタリくる人はいないんじゃない?と思うくらいハマっている。

自己肯定感が低くてピュアな拓人。きっと今後、どんどん恵子のいいなりになっていくことでしょう。先のシーンでは恵子にキスされちゃってますしね!

今後の展開にドキドキです。

『ディアマイベイビー』

キャスト

吉川恵子役…松下由樹

森山拓人役…野村康太

森山雪乃役…山口紗弥加

南雲美羽役…中村ゆりか

山部克己役…長妻怜央

奥村進役…岩谷健司

スタッフ

原作…『ディアマイベイビー』Webtoon(テレビ東京×アミューズクリエイティブスタジオ共同製作)

脚本…岸本鮎佳 過去作『夫の家庭を壊すまで』『バツコイ』(テレビ東京系)

監督…河原瑶 過去作「パティスリーMON」(テレビ東京系)

みや

みや

新しい体験をするのが好きです。
エンタメも好きです。特にドラマは好きなので感想レビューをどんどん書いてます。
自身のコミュニケーション下手を克服すべく、日々コミュニケーションや人間関係に関する勉強をしています。
内向型のアドバイザーとしても活動中です。 

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